明日、ママがいない (第6話・2/19) 感想
日本テレビ『明日、ママがいない』(公式)
第6話『物言わぬ青年へ。愛と魂の大演説を聞け』の感想。
「コガモの家」に幼いニッパチ(寺田心)が加わる。そんな中、ドンキ(鈴木梨央)と外出したロッカー(三浦翔平)が、路上で男を殴りつけ、警察沙汰になってしまう。ショックを受けたドンキから、その様子を聞かされたピア美(桜田ひより)たちはロッカーを非難するが、ポスト(芦田愛菜)は何か理由があると考える。子どもたちがロッカーの作る食事を拒否する中、ボンビ(渡邉このみ)がロッカーの母親についての情報を聞き込む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
想定内か?騒動対策か?軸足移動が完了!?
企画当初から想定内だったか知らないが、私にはこの世の中の騒ぎ対策として、脚本の軸足を子供たちから佐々木(三上博史)へ移したと感じた。それがあの子供たちへの佐々木の台詞だ。いや、作者や制作者たちの声と言って良いだろう。
感動的な魔王の台詞。そりゃそうだ、作者の声だから。
確かに一理あるし感動的でもあるし一つの結論でさえあるあの魔王の台詞。でも、その「つくり手の声=テーマ」をこれまで脇役に徹してきた魔王に語らせたらおしまいだ。それを子供たちで描いてこそ本作をつくる意味があるのだから。ただ、最終章の前に決着をつけておこうと言う意図はあるかもしれないが。
魔王の言葉でなく、子供たちで魅せ感じたかった!
当初の本作は、ポスト(芦田愛菜)たち親に捨てられた子供たちの視点から、現代の里親制度た養子縁組の様々な問題を浮き彫りして、あの魔王の台詞を視聴者に感じさせるドラマだったと思う。しかし、それを半ば放り出して、唐突にロッカー(三浦翔平)のくだりを持ち出して、佐々木の言葉で処理してしまった。
ならば最初から佐々木を主人公にすれば良かったのに…
もしこの展開が想定内ならば、当初から佐々木を主人公にしたとある施設の話にすれば良かったのだ。佐々木の言葉を「家訓」のように壁に貼り付けて、子供たちに毎朝お題目のように唱えさせれば良かっただけ。まっ、そんなドラマでは刺激も斬新さも無いのは作らなくても想像できるが。
神出鬼没なポストも困るが、魔王の大演説会には不在?
こうなると、主人公・ポストのキャラが周りから浮いてしまわないだろうか。今回もあちこちに顔を出しては咬みついたりなだめたりと大忙しだが、実際の物語の進行上ではほぼ必要ない状態だからだ。そして、最後の魔王の大演説会にはいない。あそこに主人公がいなくてどうすると言うのだ。
あとがき
佐々木の台詞にはホント一理ありますよ。だけど、初回か最終回ならともかく、折り返しの第6話で言っちゃうのはやはり唐突な気がします。テーマには興味がありますから継続視聴しますけど、私がこの“軌道修正版”に慣れるかどうかってところです。
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