Dr.DMAT (第6話・2/13) 感想
TBSテレビ『Dr.DMAT』(公式)
第6話『余命なき緊急手術』の感想。
春子(瀧本美織)が肺炎で危険な状態になり、絶望する響(大倉忠義)。そんな折、末期がんの工場主・土屋と、事故で右腕をつぶされた音大生・明日香(徳永えり)がERに搬送された。プロのバイオリニストを目指す明日香だが、凛(加藤あい)らは励ます言葉もない。やがて目覚めた土屋から延命治療を拒否された響は生かす意味について迷う。一方、二度とバイオリンが弾けないと知った明日香は、死を望む土屋と病院を抜け出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主人公の“心の呟き”が多過ぎる!
劇中で、主人公・響(大倉忠義)が妹・春子(瀧本美織)の絶望的な状況に希望の光を信じたいのも解る。そこをどうにかして物語のベースに常に置いておきたい脚本家の気持ちも解る。良くも悪くもその“主人公のヘタレ具合”こそが本作らしさなのだから。だとしても、今回の脚本は主人公にその思いを呟かせ過ぎだ。
ご都合主義過ぎる!
その上、音大生・明日香(徳永えり)には交通事故、末期がんの工場主・土屋(小倉一郎)には工場で事故と事故三昧(まっ、災害が起こらないとDMATの出番が無い訳だが)。ICUから患者が逃げ出すのも現実的にどうかと思うが、行先くらい見当が尽きそうな話だし、グッドタイミングで足切断術を披露したりと、ご都合主義にも程がある。
“ヘタレ”とか“DMAT”以前の問題として…
医療ドラマなのに、医師の発言を軽視しているように感じた2つのシーンが気になった。一つ目は、凛(加藤あい)たちが明日香にどう右腕のことを話したのか描かれず、ランチのみかん話でごまかされたこと。
もう一つは工場で土屋の家族になぜ響は「僕は助けたいです」なんて言わせたのか?。DMAT以前に医師なら、救急救命士ならそこにある傷ついた人間を助けるべきだと思うが…
あとがき
今回のヴァイオリニストになると言う希望を断たれた音大生と末期がんの町工場の工場長の仕事や家族や社員たちへの想いを上手くオーヴァーラップさせて、『救命病棟24時』や『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』なら確実に感動的なお話になってたでしょうね。
しかし、本作には合わない感動話でした。主人公の設定と思いついたエピソードをくっつけただけって感じしか残りませんでした。視聴率も前回5.0%になりました。もうこの脚本家コンビでは尻上がりは難しいかもしれません…残念。
ちなみに、次回第7話は21時30分スタートです。
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