秘密 (第6話 11/19) 感想
10/15からテレ朝で始まった『秘密(公式)』の第6話 『東野圭吾原作~許されない恋の始まり』の感想。
私は、東野氏の原作も、広末&薫の映画『秘密(1999)』も観ているので、ネタバレしないように書きます。前回の感想では、ネタバレしちゃいました(笑)
“足し算”し過ぎ!
前回の感想で触れたが、今回もエピソードなど“足し算”のし過ぎって感じ。映画版と比較しないと書いたが、それにしても枝葉が多すぎると言うか、平介と直子の今後には殆ど無関係なお話ばかりで、肝心の直子の複雑な心情を描くのが蔑ろにされてる印象。これでは、直子に感情移入しにくい・・・
直子の心の“揺れ”が、物語の“ブレ”になってる!
劇中で直子が「私ってあの人の妻なのかなぁ、娘なのかなぁ」と言うが、前回までに平介に“藻奈美として生きる”と宣言したわけで・・・。宣言したものの直子の心は揺れ動いているから、その“揺れ”を表現するのは良いと思う。
しかし、残念なのは、その“揺れ”が今一つ上手に描かれていないから、何となく“直子のわがまま”のように映ってしまい、結果的に「もう勝手にしろ!」って言いたくなる・・・
俳優さんの演技が良いだけに・・・
このドラマ、俳優さんたちの演技に見応えがある。主役の二人以外も良い雰囲気を作ってる。しかし、もう少し平介と直子の距離感や、特に直子の心理変化を、丁寧に描写してもらわないと、折角の演技力が無駄になるような・・・
ますます、このドラマが何を描きたいのかわからなくなりました。原作や映画版から考えると、今回のお話って殆どがどうでも良いような部分。
新しい『秘密』の解釈ってことで、来週も観てみます。
















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秘密 [DVD] 広末涼子 (出演), 小林薫 (出演), 滝田洋二郎 (監督)
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