明日、ママがいない (第3話・1/29) 感想
日本テレビ『明日、ママがいない』(公式)
第3話『ウサギの赤い涙。親のいる子も寂しい?』の感想。
佐々木(三上博史)が、国際弁護士の吉田(吉野容臣)と占星術師の弓枝(澤田育子)夫婦の里親資料を示す。唯一の条件は「射手座」であること。ポスト(芦田愛菜)はラストチャンスを自覚するオツボネ(大後寿々花)と吉田家を訪ね、米国にいる吉田、執筆のためホテルに滞在中の弓枝と、パソコンの画面を通して対面する。そして、車椅子生活の実子・アズサ(優希美青)の支えになるよう依頼されるが、アズサは2人を拒絶する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やはり“野島節”は加速するんだ!
予想以上に、いつもの“2000年頃から始まった野島節”が加速してきたと言ったところだろうか。8、90年代の“節”は良かったのに…。結局、今週も妙な里親を登場させて、子役で視聴率稼ぎをする、ちょっと奇を衒ったドラマと言うスタイルはそのまま。
ただ、世間の風向きに合わせて、若干笑いの要素を入れたり、キャメラのカット割り等を引き気味(被写体に寄らない)にしたり正面受け(真正面から撮影する)を避けて、刺激性を和らげてはいると思う。こうなると“普通のドラマ化”が進んでしまう。
個人的には第1話の、あばずれ姉御・ポスト(芦田愛菜)を頂点にしたすねた子供たちの視点から描く、現代の里親・養子縁組の様々な問題を浮き彫りにするような、社会派な展開を期待するのだが、どうやら、あざといネタを散りばめる“最近の野島ワールド”に舵を切るようで残念…
放送中止を要求するほどのドラマではないと思うが…
確かに刺激的な台詞やカットが目につくドラマだ。そこが話題になり視聴率アップを狙って制作しているのだから当然だ。しかし、実際の視聴率は第1話が14.0%、第2話は13.5%と下げているのだ。第2話からの新規参入組を考えると、第1話のリタイア組も多い訳で…
それにドラマとしての面白さと言う意味では、第3話にして既に1時間の話の流れがパターン化してきてるのが気になる。ただ、メインに描かれる子供が違うことによる差くらいしか楽しみが無いのは頂けない。
どうせ奇を衒う物語や演出に労力を割くなら、妙な里親とお坊ちゃまとジョリピのネタで毎度似たような話にならないような工夫をする方が先決だと思う。でないと益々継続視聴者が離れてしまう…と日テレの心配をする必要は無いか…
あとがき
正直、騒ぐほどのドラマで無いと思います。個人的にはつくり手のあざとさは気になりますが、「親子とは?」「本当の幸せとは?」みたいな問題提起の部分での見応えはまだあると思います。妙な柔軟路線に行くと、スポンサーは帰ってくるでしょうが、「明日、視聴者がいない」ってことになるかも???
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