S -最後の警官- (第3話・1/26) 感想
TBSテレビ『S -最後の警官-』(公式)
第3話『国際テロリストM上陸!我らこそ命の砦』の感想。
なお、原作:小森陽一氏、作画:藤堂裕氏による原作漫画は未読。
NPSの訓練がマスコミに公開され、一號(向井理)は審議官・天城(菅原大吉)に促されインタビューに応じる。テレビで一號の任務を初めて知ったゆづる(吹石一恵)は動揺する。蘇我(綾野剛)らSATの隊員は、インタビューで自分たちの存在を否定するような発言をした一號に対抗心を燃やす。そんな中、NPSとSATの合同訓練が始まる。一方、香椎(大森南朋)は半グレ集団を操っていたテロリスト「M」の情報を極秘に収集する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
子供向けの浪花節では、大人は感動できない!
子供向けなら「NPS=白、SAT=黒」で、主人公が絶対的なヒーローが間だって中心になって大活躍ってのは悪くない。ただ、日本の安全だ、新しい警察組織だ、国際テロだと刺激的(と私は思わない)な言葉を連呼しても、緊張感も生まれない。
更に中盤でMISIAさんの主題歌をバックに、ゆるゆるの合同訓練のシーンとゆづる(吹石一恵)のロールケーキを食べるカットと回想シーンを何度も何度も繰り返して。折角の良い曲が浪花節に聞こえてしまった。これで感動しろと言うにはあまりにも脚本の演出も稚拙すぎる。
もっと単純にNPSとSATの違いを魅せるだけで良いのに?
出演者のファンや原作ファンは別にして、本作を一本のドラマとして観ている者としては、類似作品との差別化に期待てるし、そこにあるかもしれない新しい日本の警察像みたいなものを感じ、ドラマにより現実味を見出し面白さを感じるんだと思う。
しかし、肝心の劇中でのNPSは軽いし弱いし華も無い。ただ妙な江戸弁で「ぜったぇやってやる」みたいな主人公が目立つだけ。これはこれである意味笑えるし、全体的にも面白くない訳では無い。
しかし、本当の面白味はNPSとSATの違いを、特に一號(向井理)と蘇我(綾野剛)の対峙を中心に描き、手段は違えども目的は同じと言う所にまで昇華させて、初めて本当の面白さが出ると思う。あとはそれをすぐに実行するだけなのに…
あとがき
この際、NPSも一號ももっと重厚感があった方が良いんじゃないですかね。SATとの違いをこんな形で表現しようとしても、これまた言いたくなことですが、向井さんの演技力で、“一號”と言うちょっと変人なキャラを演じるのは難しいと思います。やはりストレートに向井さんと綾野さんのクールさをチラッと見せるお茶目さを中心に、“重厚感×緊張感×お涙頂戴”の単純な三位一体でいいじゃないですか。
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