相棒season12 (第13話・1/22) 感想
テレビ朝日『相棒season12』(公式)
第13話『右京さんの友達』の感想。
右京(水谷豊)は紅茶愛好家の集まりで毒島(尾美としのり)と知り合う。程なく、毒島から茶会に誘われた右京は、享(成宮寛貴)と共に自宅アパートを訪問。1年前、隣室で住人の静香(佐藤寛子)が刺殺され、恋人で小説家の烏森(加藤厚成)が逮捕された事件を調べ直すことになる。やがて右京は、無職だという毒島が、ミステリー小説批評家としてインターネット上で信頼される存在であることを知る。(内容変更の場合あり)
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「相棒」ファン好みの洒落たエッセンスが満載!
前回、前々回が右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)が別行動の回だったのに対して、珍しく二人がベッタリと容疑者と向き合うと言う文字通り“相棒”らしい話。そんな脚本は『相棒』は初担当の真野勝成氏、演出はいつもの橋本一氏。
『相棒』でお馴染みの脚本家とは違った“相棒らしさ”を、「相棒史」みたいなのをチラリと覗かせつつ、不思議な香り満々な紅茶愛好家・毒島(尾美としのり)との三つ巴を巧みな構成で描いて、脚本と演出が相乗効果を生んで面白かった。
3人の距離感の魅せ方が見事!
特に絶妙だったのは、右京と享、右京と毒島、享と毒島、“相棒”と毒島と言う4種類の人間関係のベクトルの脚本的な描き方や映像的な魅せ方だ。付かず離れず押したり引いたりの心理的な駆け引きを、小説や紅茶や愛犬などのアイテムを遣って自然に描いていたと思う。
難があるとすれば…
ただ、難があったとすれば2つ。1つは上記の4つの距離感を描くのに時間を割いたためだろうか、毒島の隣室に住む静香(佐藤寛子)と恋人でミステリー作家の烏森(加藤厚成)のカップルの脚本的な描き込みが薄くなり、映像的な見せ方もあっさりしてしまったところ。
もう1つは、こう言う話は好みがハッキリしてしまうところ。しかし、謎解きやミステリー好きならたまにはこんなドタバタせずにじっくり紅茶の香りを楽しむような回も味わいがあって良かったと思う。
あとがき
今回は面白かったです。物語の世界観に吸い込まれてしまいました。って、私も毒島のように酷評ばかりじゃないって意思表示では無いです。まっ、私の場合は好き勝手に感想を書いてるだけで、批評の類では無いですが…
次週1/29(水)の放送はお休みです。次回第14話『顔』は2月5日(水)21時から放送です。それにしても、尾美としのりさん、良い味出しますねえ。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
相棒season12 オリジナルサウンドトラック (2枚組ALBUM)
「相棒 捜査一課 伊丹憲一」 オフィシャルフォトブック (ぴあMOOK)
みんなが好きな『相棒』特命研究ファイル ドラマ『相棒』が100倍おもしろくなる本
相棒 season 11 ブルーレイBOX (6枚組) [Blu-ray]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5177/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/385861977.html でも、TB受付けております。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話(元旦SP) 第11話 第12話
- 関連記事
-
- ごちそうさん (第94回・1/23) 感想 (2014/01/23)
- 明日、ママがいない (第2話・1/22) 感想 (2014/01/23)
- 相棒season12 (第13話・1/22) 感想 (2014/01/22)
- チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮 (第3話・1/21) 感想 (2014/01/22)
- 福家警部補の挨拶 (第2話・1/21) 感想 (2014/01/22)