S -最後の警官- (第1話 初回25分拡大SP・1/12) 感想
TBSテレビ『S -最後の警官-』(公式)
第1話 初回25分拡大スペシャル『俺は誰も死なせないその男の手は命の盾!第3の特殊部隊誕生』の感想。
なお、原作:小森陽一氏、作画:藤堂裕氏による原作漫画は未読。
プロボクサーを引退後、警察官となった神御蔵一號(向井理)は、とある事件がきっかけで新たに設立された警察庁特殊急襲捜査班(NPS)のメンバーに、隊長の香椎秀樹(大森南朋)からスカウトされる。人質だけでなく、犯人までも生きて確保することを目的とするNPSは、犯人の生死を問わない制圧を許されているSATなど既存の特殊部隊から反感を買う。しかし、その設立の裏にはある大きな陰謀が隠されていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ツカミには失敗かな?
アバンタイトル(メインタイトル前の部分)でわかったのは、向井さんがやたらと元ボクサーらしいこと、何やら新しい警察の部隊が出来たこと、出演者の紹介だけ。私の面白ドラマの判断材料の全体の1/10である約8分まで観ても、半年前に神御蔵一號(向井理)が勤務3年目の元気で自信家の町のお巡りさんで子ども好きくらい。
この程度の情報では主人公に興味を持てないし、物語の先に期待もできない。まっ、私の基準では完全にツカミに失敗している部類だ。人気原作にベテラン脚本家の布陣でなぜこんなツカミを作らざるを得ないのか、全く持って疑問。その意味では、先が気になる…とも言える。
中盤から盛り上がってきた!
20分過ぎ辺りから、少し様子が変わってきた。例の事件で主人公の「人を守る手」のくだりが始まったころから、少々本作らしさが見えてきた、そんな感じだろうか。犯人を殺して事件を制圧する立場と、犯人を殺さない立場の対峙。まっ、この辺を中心に上手く描いていったら面白いドラマになるかも。
気になるところもある!
あと気になると言えば、コメディ要素の含ませ方。まだ第1話だから演出側と演者が馴染んでいないのかもしれないが、無理に描くくらいならもっと減らすのもありだと思う。
それに何より気になるのは、類似作品との差別化だ。確かに新しい組織を描くとしても、既存のSATやSITなどの特殊部隊を描いた作品は、海や山まで広げれば決して目新しくは無い。そこを主人公のトラウマと蘇我伊織(綾野剛)の狙撃手魂の対峙で乗り越えられるのか、お手並み拝見と言ったところだ。
あとがき
私が本作に期待したいのは、演出と言うより演技指導の類ですかね。
先述のコメディ部分もそうですが、犯人を活かして検挙するか射殺するかと言うかなりシビアな部分を扱ってる割に、生かすか殺すかの部分が軽んじて見えてしまいました。まあ、ここのシビアさと笑いのバランスは脚本にも望む所ですが。
ただ、全体的には面白くなっていく要素はたくさんあると思います。もうしばらく観てみようと思います。
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