金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 (2014/1/4) 感想
日本テレビ開局60年特別番組『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』(公式)
『マレーシアのジャングルで合宿中の生徒達が次々と消えた…太陽と月が交わる時暴かれる驚愕のトリック!謎はすべて解けた』の感想。
なお、天樹征丸氏の原作漫画『ファイル29 獄門塾殺人事件』は未読。
獄門予備校のスパルタ合宿に参加することになった金田一(山田)と幼なじみの美雪(川口)後輩の佐木(有岡)は、説明会場で元生徒の殺害事件に遭遇。現場で再会したリー刑事(ウー・ズン)から高遠(成宮)という犯罪プロデューサーからこの合宿での殺人予告の挑戦状が届いたことを聞かされる。高遠の計画を阻止する為にマレーシアでの合宿に来た金田一の目の前で、生徒たちが次々と姿を消し、奇妙な姿の遺体となって発見される…
---上記のあらすじは[Yahoo!TV]より引用---
前作「香港九龍財宝殺人事件」より良かった!
昨年正月放送の前作『香港九龍財宝殺人事件』が、制作者側が妙に世界(と言うかアジア地域)を意識し過ぎたのか、国や民族の違いの表現などが滅茶苦茶だった。
しかし、今回は(大人の事情なのか)物語の中心的舞台である「獄門塾」の合宿所がマレーシアロケってだけで、実際は日本国内の離島でロケしてもほぼ問題ないような設定。リー・パイロン刑事(ウー・ズン)だけが日本語吹替え採用も、もはや本作恒例の最大の謎と言うことで軽くクリアできた。
また、物語全体も金田一(山田涼介)が塾の説明会で事件に遭遇して、トントン拍子に殺人事件が起きて話が転がって行くのは少々都合良過ぎるが、でも話の展開を早める効果はあった。また、逆にその分だけ中盤の中だるみが目立ったのは残念だが、事件の謎と物語の結末はなかなか面白く仕上がっていたと思う。
違和感で視聴者を引っ張るのは上手いやり方だと思う…
また、今回良かったのは、謎解きの肝になる合宿所の構造部分への興味の惹かせ方だ。所内を見学?と図面で見せながら、21:22頃に金田一の「ぞろぞろ行列作ってあっちこっち移動させられて、なんか結婚式みてえだな」の台詞が効果的だった。
高校生と結婚式と言う不似合な言葉を同時に使うことで、上手い具合に“違和感”を視聴者に植え付けたと思う。「なんで金田一が“結婚式”なんて持ち出すんだ?」と。ただ、これによって多くの視聴者が謎に気づいてしまったと思うが、この“結婚式”の解説で謎解き自体が始まるのは21:44。
むしろここで例の“違和感”が払拭されたことで、“最後の30分間の本格的な謎解きを安心して楽しんでもらおう”と言う構成がきちんと見えたのが良かった。こう言う脚本と演出のうまい魅せ方があると、2時間20分も長さを感じない。
あとがき
思ったより普通に面白いドラマでした。昨年が残念な仕上がりだっただけにうれしい誤算になりました。
また、演技にはあまり触れない当blogですが、個人的に注目している“俳優・山田涼介”は、昨年24時間テレビの『今日の日はさようなら』よりグンと良くなってますね。 有岡大貴さんもなかなか存在感を見せて良かった。メインの男優二人が良かっただけに、女優を名乗るなら美雪役にはもっとがんばって欲しかったです。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 [Blu-ray]
金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 [DVD]
金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 (プラチナコミックス)
Ride With Me(初回限定盤1)(DVD付)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5121/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/384409425.html でも、TB受付けております。
【これまでの関連記事】
日本テレビ開局60年特別番組 金田一少年の事件簿・香港九龍財宝殺人事件 (1/12) 感想
「今日の日はさようなら」 24時間テレビ36 SPドラマ (2013/8/24) 感想
- 関連記事
-
- ごちそうさん (第80回・1/7) 感想 (2014/01/07)
- ごちそうさん (第79回・1/6) 感想 (2014/01/06)
- 金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件 (2014/1/4) 感想 (2014/01/05)
- 鍵のかかった部屋SP (2014/1/3) 感想 (2014/01/04)
- 相棒season12 (第10話 元旦スペシャル・1/1) 感想 (2014/01/02)