鍵のかかった部屋SP (2014/1/3) 感想
フジテレビ『鍵のかかった部屋 新春スペシャル』(公式 / 2014年1月3日放送)
『(ラテ欄)新春特別企画 復活!密室パズルミステリー~2つの密室事件と、鏡の国の殺人~「久しぶりだなぁ、榎本っちゃん!元気だった?」』の感想。
貴志祐介氏の原作小説は未読。連ドラ第1シリーズは鑑賞済み。
視聴者は密室でテレビにかじりついてる訳じゃない!
内容に触れる前に、放送時間が150分は長過ぎないかと言いたい。更に毎週観ている『VS嵐』の『2014賀正新春豪華2本立てSP』から観たから5時間半になる。流石に『福嵐特別企画!こたつDE嵐2014』は録画した。
前レギュラーシーズンもそうだった。第10話と最終回も事件発生編と解決編のような無理な構成の2週跨ぎにして、結果的に引き伸ばしと間延びの印象を強くして、恋バナでない新たな月9の可能性を大いに引き出した名作に傷が付いてしまったのを思い出す…
そして今回の2時間半スペシャル。やはり懸念していた通りに、あれこれと複雑に事件を組み合わせて、榎本(大野智)の出番を次々と創り出しただけのように思ってしまった。特に主人公がまともな形で登場するまで、32分もかかるのはやり過ぎだと思うが。
長尺と大量CMさえ無ければ、もっと楽しかったのに…
さて、話の内容について。ストーリーとしては3つの密室の事件を、主人公・榎本がほぼ2時間喋りっ放しで解決するって話。確かに事件の絡み合い方や密室トリックの複雑さ、そして決め台詞や本作らしい編集や音響効果は、今回のSPで少々変化している部分もあって、更に本作の面白さを十分に支えていたと思う。
しかし、私が本作に求める最も大切な“チーム榎本”らしい楽しさの表現が、長時間の尺と大量のCM投入によって、分断され弱く感じられたのが残念だ。やはり“チーム榎本”がデコボコトリオのようにそれぞれの個性を発揮しながら、複雑な事件を解決していく過程こそ、もっとじっくり描いて欲しかった。
あとがき
このプロットで放映尺が2時間半は濃度が薄過ぎると思います。前回の振り返りをカットして、90分位が無難な企画だったかもしれません。
やはり、いくら楽しみに心待ちしている作品でも、適切且つ適当な放送時間枠と尺、そしてそれに見合った内容があると思います。熱演した演者の皆さんには関係ない事ですが…
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【これまでの感想】
鍵のかかった部屋 (第11話 最終回・6/25) 感想
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