ドクターX ~外科医・大門未知子~(第2シリーズ) (第9話 最終回 30分拡大版・12/19) 感想
テレビ朝日『ドクターX ~外科医・大門未知子~(第2シリーズ)』(公式)
第9話 最終回『患者さんにとって、オペは最後のチャンス。だからそれに勝ち続けること。それが私の夢。』『(ラテ欄)さらば大門未知子!命のリミット15時間!?私、失敗しないので』の感想。
未知子(米倉涼子)の望み通り、九留美(本田望結)の手術は帝都医大・本院で行われることになった。未知子は、胃・膵臓(すいぞう)・脾臓(ひぞう)・肝臓・大腸・小腸の六つの臓器全てを取り出して処置するという、日本では前例のない「多臓器体外摘出腫瘍切除」を、九留美を救う唯一の方法として選択する。今度ばかりは未知子でも、医大の最先端設備と組織力がなければ手術の成功は見込めない。近藤(藤木直人)、海老名教授(遠藤憲一)らの協力なしでは不可能だ。しかし、手術の直前になって蛭間外科統括部長(西田敏行)から突然の手術中止が言い渡される。その日は、本院の主任教授選だった。
---上記のあらすじは[インターネットTVガイド]より引用---
お見事!
お見事の一言。これが最終回を見ての感想だ。30分の拡大も全く無駄に感じさせない実の詰まった内容。結論はほぼ解っているのに、どんでん返しの上にどんでん返しで、テンポも良く、久し振りにドラマを楽しんだと言う満足感を味わった90分だった。
未知子が蛭間に頭を下げたのが良かった!
個人的に上手いなと思ったことは、“群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い”のフリーランスも、巨大で強固な組織が無いと、手腕を振るえないと言うことを、未知子(米倉涼子)が蛭間(西田敏行)に頭を下げたことできちんと描いたこと。
未知子「患者さんにとって、オペは最後のチャンスだからさ、このことで、未知子の組織や医療に対する姿勢や考え方が、改めてきちんと描かれたために、近藤(藤木直人)が未知子を誘った“夢”のくだりや蛭間の1億円の話がぐんと重みが増したのも良かった。
そこで一緒に戦い続けることかな」
脚本、演出、俳優の三位一体が大成功!
それにしても最後の最後に主任教授選を重ねた上で、立候補者たちの医者魂まできっちり描いて、更に晶(岸部一徳)までも。これだけ多くの登場人物をそれぞれちゃんと個性的に魅せて、最終回も清々しいほどの手術シーンと人間模様を描き切ったそんな秀逸な最終回だった。
あとがき
“続編”であることを忘れてしまう程に、新しいドラマとしての完成度が高かったと思います。伊達にタイトルに『2』を付けなかったつくり手に脱帽です。特に、医療ドラマとしてだけでなく、人間ドラマとして人間がきちんと描かれているのは素晴らしい。久し振りに「虚構の中の真実」にハラハラドキドキしながら楽しめたドラマでした。
もちろん、「続編」なり「スペシャル」を観てみたいです。「劇場版」はスケールが大きくなるだけなので、どうかと思いますが。スタッフとキャストの皆さん、楽しい作品をありがとうございました。
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【これまでの感想】
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