リーガルハイ 第2シリーズ (第10話 最終回30分拡大!・12/11) 感想
フジテレビ『リーガルハイ 第2シリーズ』(公式)
第10話 最終回『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?』の感想。
貴和(小雪)は、古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)に思いがけないことを告げ、面会室を退出。2人は貴和の話の真意が分からず困惑する。さらに、羽生(岡田将生)の事務所に戻った黛はその場の変化に気付き、立ち尽くしてしまう。そんな中、旅に出ると言い残して古美門たちの前から去った三木(生瀬勝久)、沢地(小池栄子)、井手(矢野聖人)が東京に戻ってくる。一方、古美門と黛は蘭丸(田口淳之介)が入手した拘置所の面会者記録から仮説を立てる。そして、醍醐(松平健)の言葉を思い起こし、重大な事実に気付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『2』の最終回としては面白かった!
『2』になって、だいぶ趣きが変わったが、最終回は何とか『1』らしさも取り戻して、最終回としては面白かった。特に古美門(堺雅人)と羽生(岡田将生)の死刑に関する発言などは、正に本作らしい鋭い切り口で、今回も脚本家・古沢良太氏のお見事な鉄拳だと思う。
“俳優・堺雅人”と“俳優・里見浩太朗”恐るべし!
毎回良いなと思うのが、本作のちょっと古臭い言い回しがある。今回は、古美門の「往生際が悪いんで」や服部(里見浩太朗)の「人たらし」とか。普通ならサラリと過ごしてしまう小さな言葉だが、古美門いや堺さんや里見さんの手に掛かると、何倍もの深い意味になる。やはり“俳優・堺雅人”恐るべしだと思う。
全10話の総括…「二つの疑問」
これは難しい。なぜなら本作が“続編”だからだ。まず、その部分を差し引いて考えると、二つの疑問が残る。一つは、貴和(小雪)の裁判ネタを最終回まで引っ張る必要があったのか?もう一つは、羽生(岡田将生)の活用法だ。
どちらも大人の事情がプンプンするわけだが。正直、貴和の事件については、忘れた頃に最終回で持ち出すより、第2、3話辺りで決着をつけても良かったと思う。また羽生の存在は『2』らしさのアイテムとして重要な役割だったが、古美門と羽生の対立構造を描く方が多く、実際の裁判シーンは少なくなったのが残念だ。
結局、本作を評価するには、“続編”であることを無視できない。確かに今期のドラマの中ではトップクラスの面白さであるのは確かだが、『1』との比較になると、裁判シーンの斬新さや裁判案件のシンプルさ、そして全体の切り口の鋭さと馬鹿馬鹿しさにおいて、劣っていたように思う。特に肝心のコメディ部分が…
あとがき
女の子が犯人と言いエンディングと言うのも、何となくモヤモヤしたままですね。やはり『1』との違いが良い面も悪い面も生んだのだと思います。でも、こう言うつくり手のチャレンジが無いと、面白いドラマは出来ないと思うんです。
今年も他に「続編」がありましたが、いずれも『1』の構造をそのまま焼き直したような作品で残念でしたから。と言う訳で、本作のスタッフには更なるチャレンジを期待して、『3』を作って欲しいと思います。その時を楽しみにしたいです。スタッフとキャストの皆さん、楽しい作品をありがとうございました。
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【これまでの感想】
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