ミス・パイロット (第10話・12/17) 感想
フジテレビ『ミス・パイロット』(公式)
第10話『翔べ!いざ、ファイナルミッションへ!』の感想。
晴(堀北真希)は、やや遅れながらもシミュレーター訓練を進める。一方、同じチームの岸井(間宮祥太朗)、小鳥(小柳友)、山田(藤井流星)、諸星(庄野崎謙)の最終試験日が2日後に決定。ドクターストップの期間があった晴の試験だけは、1週間後になる。その間に遅れを取り戻すよう、晴は国木田(斎藤工)からハッパを掛けられる。ある夜、国木田が訓練生寮に食事にやって来る。国木田はかのこ(藤沢恵麻)に、晴を見ていると、ある人物を思い出すと語る。翌日、シミュレーター訓練中に操作ミスをした晴に、国木田は思わず声を荒らげる。
---上記のあらすじは[インターネットTVガイドビ]より引用---
お安い青春群像劇になっちゃった!?
冒頭から、登場人物が順番に説明台詞で物語を進行。その上、本作は“パイロット訓練生”の話のはずなのに、訓練シーンはCM程度の扱い。おまけに、前回からの続き物の恋バナに、今度は国木田(斎藤工)の過去まで投入。これではほぼ、お安い青春群像劇と同じではないか。
相変わらずやる気があるのかないのかわからないけど何故か周りから愛されるヒロインが試験に落ちるはずもないし、女性社員たちの職場で人気第一位の男性社員の奪い合いとか、ヒロインの親が病気になって乗り越えようと勉強以上に頑張ったり。まっ、この類のぬるーいドラマが安心して楽しめるって層がいるのは承知だが…
最終回を残して、あれこれ言うのも無駄話だが…
斎藤工さんの出番増強策かわかりませんが、今回の国木田の台詞がほぼ全部いかにも脚本家が机上で作ったような、これまでの話とは関連があるんだか無いんだか解らぬ台詞ばかり。例えば、
国木田「あいつは問題児なんかじゃありません。審査合格まで台詞処理とは驚いた。しかし、今回の国木田の台詞がグッと活きてくるようなドラマをこれまで描くべきだったと思う。そのために、もっとヒロインが賢明に訓練に挑む姿を描くべきだったのでは。最終回直前で急にキメ台詞風を連呼しても説得力が生まれるはずはないのに…
一流になる資質はあるんです」
国木田「手塚は成長してます。
あいつならやってくれますよ」
国木田「落ちるなんてありえねえから。
最終審査、必ず合格させるから。
俺がお前をパイロットにしてやる」
国木田「それはこっちの台詞だよ。
まさか、お前に救われる日がくるとは思わなかった。
感謝してる」
国木田「お前らしいフライトをしろ。
結果は必ずついてくる」
国木田「手塚、最終審査、合格だ」
あとがき
視聴率はぎりぎり10%台をキープしてるんですよね。確かに晴(堀北真希)に関するエピソードは悪くないんですよ。上に書いたように、こう言う予定調和なほんわかしたドラマの良さもわかるんです。ただ、別件が描かれ過ぎてヒロインが主人公の役を果たしていない。もっともっと構成を交通整理したら面白いドラマになったと思います。
それに最終回前に言うことでもないですうが、ヒロインが就活困難者でたまたまパイロットになると言うくだりに無理があったかも。やはりパイロットって他の職業とはちょっと違うから、千里(相武紗季)のような決意なり理由づけがあった方がすんなり進んだと思います。
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