ごちそうさん (第65回・12/13) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第11週『大嫌いっていわしたい』【第65回】の感想。
和枝(キムラ緑子)が、安静を命じられため以子(杏)のために作った料理は、見た目も美しく、優しい味だった。だが、和枝は終始、無言を通す。希子(高畑充希)は、源太(和田正人)ら市場の皆から「め以子のために」と、さまざまな食材を言づかる。和枝は、幸せなめ以子を妬むまいと自分に言い聞かせる。和枝の鰯(いわし)料理に感激しため以子。体調が戻るとさっそく作り方を教わり、その繊細さを見習いたいと申し出るが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
苦手な鰯料理を作るほど美味しかったのなら…
一昨日の記事の返信コメントで、「マクロな視点も重要だと思いました」と書いたばかりで恐縮だが、まずは重箱の隅を突いてみようと思う。
自ら変わろうとしている(と思う)和枝(キムラ緑子)が、折角作ってくれた(数々の?)鰯料理を、鰯を苦手なめ以子(杏)は、これまた苦手な和枝に教わるほど美味しく食べたはずだ。
なのに、病床でめ以子が美味しく食べたシーン、1カットも無かったと思う。教わる立場での“つまみ食い”はあったが。やはり、初めて鰯を美味しいと思った瞬間は重要だと思う。だから、単なる(それも中途半端で誰でも知ってる)鰯料理の作り方のドラマになってしまった。どうして1カットでも入れなかったのだろう?
物語に強く関与しないヒロインを持ち上げても…
め以子って商店街や市場から食べ物を貰うくらい馴染んでたっけ?ここ数週間はかき氷は作ったが、食材調達や調理のシーンってほぼ皆無だったはず。それに悠太郎(東出昌大)ともここんとこ仲が悪そうだったし、厳しい西門家の環境でよく妊娠したなあとか。
結局、“大阪編”は、ヒロインが何にも考えずに行動した結果で、周囲が(特に西門家が)変わっていくと言うドラマになってきた。西門家やカフェで起こることは、正に「偶然 それとも必然始まりは気付かぬうちに」と言う主題歌の歌詞の通りなのだ。なのに、本作は強引にヒロインの手柄として描く。そこに違和感を覚えてしまう。
過去にも書いたが、登場人物たちの性格は、行動(アクション)で示して欲しいし、主人公の行動で物語は動き出すべきだと思う。周囲に動かされる主人公は魅力に乏しいし、それを主人公だからと持ち上げて描くことも、面白さに繋がるとは思えないが…
あとがき
今週が、鰯料理週間ならば、妊娠で床に伏してる間にめ以子のための鰯料理、悠太郎のための弁当など、何だかんだと西門家の台所を支えた和枝と和枝の料理で、西門家に変化が起これば良いのに、妊娠発表の方がメインになってますね。それにしてもこの主人公は何もしないのに目立ってる…
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