東京バンドワゴン ~下町大家族物語 (第9話・12/7) 感想
日本テレビ『東京バンドワゴン ~下町大家族物語』(公式)
第9話『下町大家族物語~家族に贈る最期のクリスマスソング』の感想。
なお、小路幸也氏の原作小説『東京バンドワゴン』シリーズは未読。
青(亀梨和也)の結婚式直後、我南人(玉置浩二)が胃潰瘍と診断され入院。翌朝、真奈美(片桐はいり)の店で働く板前のコウ(田中要次)が心配してやって来た。青たちは、真奈美にコウを仲介したのが我南人だと知る。そんな中、黙って退院した我南人が3日たっても帰宅せず、家族はあきれ返る。一方、真奈美がコウに恋をしたと藍子(ミムラ)たちに打ち明けた直後、コウが姿を消す。青は偶然、コウと会い、彼の過去を知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
我南人の最後のクリスマスソングに感動!
お節介家族のいいとこ取りが詰まった今回。それぞれのエピソードで1話を作れるほど、堀田家とその仲間たちの魅力が満載だった。特に最後の我南人(玉置浩二)の告白と最後のクリスマスソングは感動的だった。
中でも、日本の、それも昭和チックな木造家屋の中のクリスマスツリーや飾り付けが醸し出すミスマッチ感が、後述もするがちょっぴり懐かしく温かなおもてなしを表現して、今回堀田家で起こる数々の奇跡の舞台として上手い美術だと思う。
クリスマスソングを歌う我南人を直視できずに聴いている青(亀梨和也)。青にとっては複雑な心境の重要なシーン。そこで青の後ろにある食器棚にクリスマスツリーの電飾だけが薄っすらキラキラと映り込んで、エンディングテーマに続いて、青の頬に伝わる涙、そしてパラパラと雪…。最終回への望みを持たせて上手いと思う。
2か所のトランジション(シーンの切り替え)に注目!
例えば、公園でコウ(田中要次)が青へ過去を語るシーン。時間経過を表現するために、幾度かカット尻(の終わりの部分)のキャメラを左右にパン(動か)して次のカットに繋ぐと言うトランジション(シーンの切り替え)。これによって、正にコウの人生に紆余曲折があったと言うのがシンプルに伝わる。
また、我南人が「羊」の種明かしをするシーンの冒頭。家から神社で祈る奈美子(井上琳水)から我南人と奈美子の2ショットまで。これも上と似たような手法だが、一度下手(左)方向に行き、上手(右)に戻ることで、単純な、そう紙芝居的なちょっとノスタルジックな時間経過の印象でお伽話らしさが伝わってくる。
こう言う手間を惜しまないスタッフに拍手。なぜなら、編集を考えて撮影しないとできない芸当だからだ。
あとがき
詰め込み過ぎって感じもありましたが、クリスマスの飾りつけと同じで、少々賑やかな方がシチュエーションと合ってるような気もしました。ついに次週は最終回。どうなるのか楽しみです。
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【これまでの感想】
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