[読書]怒らないクスリ: 専門医が語る、心が楽になる処方せん (熊井三治/著・小学館101新書) 感想

怒らないクスリ: 専門医が語る、心が楽になる処方せん
【おススメ度】★★★★

【私的評価基準】(書籍用)
★★★★★  傑作!是非とも本棚に並べたい一冊。
★★★★  秀作!私が太鼓判を押せる一冊。
★★★☆☆  まぁまぁ。お小遣いに余裕があれば買っても良い。
★★☆☆☆  好き嫌いの分岐点。図書館で十分。
☆☆☆☆  他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。

「怒り」が鎮まれば、多くのトラブルが回避できる!

ご近所トラブルや職場でのパワハラや相続や介護による親族間トラブルも、考えてみれば原因の殆どが「怒り」によるものだ。となると、まずは自分の「怒り」を鎮める術を知っていれば、自分が加害者になる可能性がかなり低くなることは明白だ。

また、逆に「怒り」がどのようなメカニズムで起こるのかを知れば、相手に「怒り」を抱かせない術を身に付けることになり、護身術にもなる。更に「怒り」で自身の健康も害するそうだ。

本書は、心療内科医で精神科医の著者が、「怒り」が如何に有害であり、「怒り」をどうコントロールするべきか、自分の「怒り」の種類や類型化、そして「怒り」の予防策や取り除く方法を、読み易く解り易くそして実践しやすいやり方で説明してある「怒り」の処方箋のような一冊だ。

「人生脚本」と言う心理学用語の考え方が面白い!

第1章から第4章までは、章立てが細かく文章も読み易く、「怒り」の処方箋の実践編とも言うべき部分が書かれている。しかし、私が興味を持ったのは、第5章『怒りを人生から根本的に消す10の考え方』で述べられる「人生脚本」と言う考え方。

心理学用語らしいが、簡単に書くと、人間は幼少期の体験・経験などを基に、無意識に自分で自分の人生脚本を書いてしまう。そして、人は無意識にその人生脚本に沿うように生きてしまう。例えばそれが不幸な道筋と結末であれば、意識的に努力しても脚本通りになってしまうと言う考え方らしい。

そこで、本書では、途中で書換えが難しいと言われる「人生脚本」をもう一度自分自身で見つめ直して、特に「怒り」の原因となる「恐怖心」や「トラウマ」を見つけて、完全主義と決別し、癒しと許しを上手く取り入れて、生活を変えていこうとある。なかなか面白い考えだし、納得できる部分が多い。

まずは、できることからやってみよう!

最後に、第5章の締めくくりの前にある文章を紹介したい。ここが本書が言わんとすることが解り易いと思うから…

元来、あなたの怒りはあなた自身の心から生じたものです。そして、その怒りが大きければ大きいほど、あなたが大きな夢や希望、あるいは愛情といったホットな心を持っているなによりの証拠なのです。ただ心のエネルギーの使い方と方向を少し間違えているだけのことなのです。

あとがき

私も怒りん坊などと生易しい言葉で言えない程、いつも怒りを持ってまして、それで少しは何とかならないかと本書に辿り着いた次第です。そして、当blogらしく「脚本」と言うキーワードに絞り込んで記事にしてみました。

更に調べてみると、「人生脚本」とは心理学論の一つ「交流分析」と言う学問の中で扱われる用語で、人は3~7歳までに既に予定された人生プランの核は出来てしまうそうです。

幼少期に親から受けた愛情や虐待の種類や強さによって、「人生脚本」が決まってしまうと言うのは、ドラマなどの脚本などの登場人物の設定をつくる際にも、無意識に活用してますね。なかなか書き換えれないそれを葛藤しながら人生を変えようとするから、そう言うヒーローやヒロインが魅力的なんですね。

最後に、「人生脚本」と言うキーワードで検索すると、ずらーっと関連セミナーやセラピーやカウンセリングが並びます。それらに効果があるのかはわかりませんので、その先は各自自己責任でお願いします。でも、まずは本書を読んでみるのが一番安くてわかりやすいと思います。



     

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