ごちそうさん (第50回・11/26) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第9週『君をあいス』【第50回】の感想。
め以子(杏)を頼って、桜子(前田亜季)と室井(山中崇)が駆け落ちしてきた。しかし、和枝(キムラ緑子)にまとめて追い出され、とりあえず源太(和田正人)を頼り、馬介(中村靖日)の焼き氷屋に間借りする。め以子は家に戻るが、かばってくれた希子(高畑充希)も一緒にまた追い出される。め以子は、その足で悠太郎(東出昌大)を職場に訪ねるが、父との和解をかたくなな態度でつっぱねられ、怒って飛び出してしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
結局、め以子がふてくされているだけ?!
月曜から登場人物が増え、説明台詞も増え、希子の見合いの一日が大騒動になってヒロインが踏ん張って…と言う朝ドラらしい物語に持って行きたいのはわかる。しかし、何故め以子(杏)が、あれほどに西門家へ正蔵(近藤正臣)を連れ戻したいのかさっぱりわからない。
め以子が正蔵の人となりをそれほど理解しているとも思えないし、西門家が抱えた苦しい時代のこともどこまで理解しているのかもわからない。それをこれまたいつもの本作の作風で端折るから、どうしようもない。
何のためにめ以子が行動しているのか見せて欲しい!
本当は、そう言う部分を描いてきてこそ、知らぬ土地の家に嫁いだ嫁の日々の苦労や、悠太郎(東出昌大)の職場にまで来て懇願するヒロインの気持ちに共感できると言うもの。だから、今回もめ以子がふてくされて、駄々をこねてるにしか見えないのだ。
結局、あれこれ描かず、以下の台詞をビシッと描くだけの方が、め以子の行動に説得力が出るし、新婚夫婦の葛藤が表現できるのに。結果、居候やら焼氷やらあれこれ描くから、焦点がぼやけてしまう。
め以子「私を幸せにするって言ったじゃないですか。
私がその方が幸せだと言っても
お父さんを許してはくれないわけですか」
悠太郎「許せませんねえ」
め以子「それは私の気持ちより
自分の気持ちの方が大事ってことですよね。
私より自分のことが大切ってことですよね。
わかりました。よく、よくわかりました」
あとがき
話に一貫性が乏しいと言えば良いのでしょうか。舌の根も乾かぬ内になんて言葉がありますが、直前で描いたことを直後の台詞や行動で否定したり、途中経過を省略して後出しの台詞で無理矢理に補完したりの繰り返し。
「連続テレビ小説」なんですから、“連続性”が大事だと思うんですよ。朝刊の四コマ漫画みたいに一日一話完結なら別ですが…
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