ごちそうさん (第49回・11/25) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第9週『君をあいス』【第49回】の感想。
め以子(杏)は、師匠(近藤正臣)が悠太郎(東出昌大)らの父親・正蔵だと知って驚く。鉱山の技師だった正蔵は後妻・静(宮崎美子)と長女・和枝(キムラ緑子)の争いに耐えられず、家庭を捨てて逃げ出したのだ。め以子は、正蔵を許せない悠太郎から「どうしても会うなら家から出ていくように」とまで言われるが、納得がいかない。そこに突然、め以子のかつての同級生・桜子(前田亜季)が、思いがけない人物と一緒に現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
一難去ってまた一難は良いが…
放送も三分の一を終えそうなところで、これまた新たな展開の追加を企んでの、悠太郎らの父親ネタと桜子たちの駆け落ちネタだろう。まっ、こう言う一難去ってまた一難を乗り越えるヒロインを楽しむのが朝ドラだろうから、この辺はまあ良しとしよう。
ただ、如何せん唐突過ぎる。正蔵(近藤正臣)の話で一丸となりめ以子(杏)を責めるが、正蔵によって西門家がどれだけ苦労したのか、バラバラになったのかは、今日の説明では不十分過ぎるし。
また、個々の仲は悪く見えてもバラバラ感は描かれてなかったし。こう言う肝心な所を端折るのは、本作の作風だとは知ってはいるが省略過ぎだ。
毎朝いがみ合ってる家族を観るのはかなりしんどい!
西門家とめ以子のどちらの肩を持つ気もないが、まず毎朝いがみ合ってる家族を観るのはかなりしんどい。それに何かと「でも、だって…」と瞬間反応器みたいに反論から入るめ以子もうんざり気味。かと言って、何かと無関心を装って後出しばかりの悠太郎(東出昌大)もどうかと思う。
結局は、キャラ設定をきちんとして、それに基づいたエピソードで順に構成せず、思いつきのようにサブタイトルを作って話を合わせるから、常に台詞での表現ばかりになって面白味も薄くなるし、登場人物たちも薄くなる。もう二か月もこの状態…
あとがき
師匠が正蔵だったなんて面白いエピソードだと思うんです。しかし、残念なことにここまで正蔵が逃げ出すほどの西門家もよく見えてきませんし、正蔵の存在も先週の写真アルバム以外に匂わせなかったですよね。
もっと上手く伏線とまでは言わなくとも、薄っすら仕掛けておかないと、突然、唐突って印象の方が強くなって、エピソードの面白さが隠れてしまってます。残念です。
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