安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~ (第6話・11/17) 感想
TBSテレビ『安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~』(公式)
第6話『優しい嘘・悲しい真実』の感想。
ロイド(木村拓哉)は、敵を倒すため自分の身を犠牲にしたサプリ(本田翼)を思い、涙を流す。麻陽(柴咲コウ)には、サプリの気持ちとロイドのつらさが身にしみて分かる。一方、衣朔(遠藤憲一)は、冨野(日野陽仁)の死にロイドが関与していると確信。麻陽を案じる星(桐谷健太)も、真実を追う決意を新たにする。そんな中、麻陽の母・景子(名取裕子)が上京。景子に「黎士さん」と呼ばれるたび、ロイドは説明できない感情に襲われる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
熱演する俳優陣にエールを送りたい程のパターン消化!
毎度書いて恐縮だが、今回も相変わらず、パーターンの消化で終了。まず、テレビの中の登場人物たちが勝手に2113年ってのを作って、敵見方に分かれて戦ってるのを観ている疎外感…
そして、ロイド(木村拓哉)が麻陽(柴咲コウ)を守るために刺客と戦って、壊れて注射を打って充電して。先週との違いは、サプリ(本田翼)が出ないだけ?
物語以前の問題として、出演者の人たちは毎週この繰り返しを、よくぞ熱演で支えているなと感心さえしてしまうのだが…
ロイドが意思を持つのは大きな変化だが…
ただ、パターンの消化と言っても、今回はロイドが自らの意思で「安堂麻陽を守る」と宣言したのは、大事な部分かも知れない。しかし、蚊帳の外の私としては、アンドロイドが自己の意思で動き出すと言う物語の変化で、本当にこれから面白くなるのか不安だ。
なぜなら、これまで本作は、麻陽を“なぜ”と“何から”守るのかを、ほぼ表現せず、謎にしたまま引っ張ってきたからだ。だから、今さらその謎を広げるような展開よりも、もっと単純に“守るロイドと守られる麻陽”に焦点を絞り込んで、描いた方がわかりやすいし、面白さを描けると思うのだが…
SFらしさより、ドラマとしての面白さを!
ただ、そうなると肝心の未知の“SFらしさ”が乏しくなる恐れはある。ただ、運の良いことに、ロイドと黎士(木村拓哉)の関係はきっちり描かれていないから、実は2113年と言うのはすべて天才科学者・黎士とそのライバルたちの創り上げた世界で…なんてノリでもこの際良いような。
結局、引っ張り続ける大きな謎が、最終回で視聴者をアッと言わせる程の衝撃波をもたらせば良いのだが、本作のCG処理やアクションシーンのように、あたかも取って付けたように終わる可能性もあるから、今から予防線を張っておくのを勧めたい…
あとがき
自分が亡くなった後も、自分の愛する人を、自分そっくりのアンドロイドが守っていくと言う全体のプロット的なモノはとても面白いと思います。ただ、それをタイムスリップなどを絡めて、よりSFドラマチックに仕立てようとして、装飾のやり過ぎで迷走している感じがします。シンプル・イズ・ベストだと思います。
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