ごちそうさん (第36回・11/9) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第6週『こんぶねーしょん』【第36回】の感想。
和枝(キムラ緑子)の作った「おつい」のほうがおいしいと言う希子(高畑充希)に、がっかりするめ以子(杏)。昆布だけで作るおいしい西門家の味について、考え込む。め以子の懸命な姿を見つめる希子。悠太郎(東出昌大)は、大村(徳井優)と安全な街づくりについて激論するうちに、酒をくみかわすことに。戻ってきた悠太郎は、め以子の前で酒に昆布を入れる。め以子はそれをヒントに、ついに西門家の昆布だしの味を探り当てる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
何となく週の“まとまり”はついたのか?
め以子(杏)が東京から大阪に嫁入りして、イビられながら泣きながら、夫・悠太郎(東出昌大)から何ともタイミングよくヒントもらったを元に、自らあれこれ試行錯誤して、西門家の「おつい(吸い物)」の昆布出汁の味にたどり着き、和枝(キムラ緑子)の嫁イビりにも段々慣れてきた…
そんな第6週であり、土曜日の週のまとめ仕立ての15分間だったと思う。まあ、話としては悪くないと思うし、“料理ノォト”と久しぶりに登場して、何とか第5週とも繋がってる感じはした。したはしたのだが…
なぜヒロインの変化や成長を丁寧に描かないのか?
しかし、私には違和感が残りまくっている。その理由は、如何にも展開や筋書きがドラマっぽく、出来過ぎているからでない。変化の段階が描かれていないことだ。時間経過の表現法がおかしくないか思うのだ。
本作は、毎朝15分間ずつ連続して放送される朝の連続テレビ小説だ。ならば、なぜヒロインの日々の成長を丁寧に描かないのだろう。変化は成長であり、それを楽しみに毎朝チャンネルを合わせるのではないだろうか。
だから、いつまで経ってもヒロインに共感できない!
本来ならやっと辿り着くまでの試行錯誤がどんなものだったのか、和枝のどんなところをどんな風に慣れてきたのか、その過程を知ってヒロインの気持ちに共感し感情移入し、そう言うのが朝ドラの楽しみ方ではないのだろうか。いや、そう言うのが。つくり手の視聴者への楽しませ方、魅せ方でないのかと。
もちろんすべての視聴者がこう考えてるとは思わない。あくまで一視聴者としての私の本作への期待感と、ディレクター目線がそう思わせるのだ。どうして面白く魅せられるところを、わざわざ省略したり端折ったり雑に表現するのか、それが疑問なのだ。ぬか床さんの語りで処理すれば雰囲気でごまかせるとでも思ってるのだろうか…
あとがき
もっと丁寧に作って欲しい。それだけですね。脚本、演出の何れもが、どれを描き何を捨てるかの取捨選択を誤ってると思います。のんびり走行してたと思ったら急加速したり急停車したり。安全運転でお願いします。
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