ごちそうさん (第33回・11/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第6週『こんぶねーしょん』【第33回】の感想。
め以子(杏)に家族のことをわびる悠太郎(東出昌大)。とりあえず入籍することに。め以子はせっかく作ったフォンを和枝(キムラ緑子)に捨てられる。希子(高畑充希)も弁当を持っていこうとしない。着道楽の静(宮崎美子)には洗濯を押しつけられる。考えた末、め以子は和枝に西門家の味を教えてくれと頼むが、大切なぬか床を捨てられそうになって、遂に家出を宣言。いったんは思い直すが、戻るとめ以子の荷物はなくなっていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
わかってて来たの!?
和枝(キムラ緑子)にこてんぱんにされため以子(杏)が、夜帰宅した悠太郎(東出昌大)に愚痴るシーンで。
め以子「頭挙げてよ。どこまで何をわかってるんだか、その辺も相変わらず全く描写が無いから、脳内補完するしかない。
わかってて来たんだから。
私が甘く見てただけだから。
こちらこそごめんなさい。
もう愚痴何て言いませんから」
“わかっている”なら、よほど西門家がいじわるってことで、それはそれでドラマとして敵役として悪くない。また、実は“わかっていない”なら、それはそれで主人公のキャラだから成長に結び付ければ良いのだから悪くない。
しかし、そのどちらも本作では描かれていない。ただ、私は覚えてる。第28話で、め以子の母・イク(財前直見)がこう言っていたのを。
イク「意見が通らなきゃ、むくれて飛び出す。まっ、確かに西門家の家柄は厳しいと思うが、嫁に入って何日我慢したんだって程度の話。結局は、大阪でこれを繰り返してるだけ。話が進んでるんだか停滞してるんだか、それすらわからない…
相手の立場で物を考えることもできない。
鰹節一つ掻けない。
ああ、あたしが姑でも、
なんでこんな娘をって思うねえ」
何は無くとも、せめて一貫性と連続性は担保して欲しい!
嫁イジメを描こうが、ガンコな嫁を描こうが、妻に無関心な夫を描こうが、それは好きにやればいいと思う。
ただ、一人の視聴者として言うと、登場人物の設定に一貫性が乏しいと、登場人物に感情移入する以前の問題として危機的。また、エピソードや登場人物に連続性が乏しいと、連続ドラマである必然すらなくなってしまう。
今回も「嫌なら観るな」との声が聞こえてきそうだが、こちらも一応受信料を支払って観ている立場。受信料の使途チェックの意味でも、敢えて観ては感想を書いている。
それにしても解せないのは、なぜこれほどにエピソードを端折る必要があるのかだ。もっと先に壮大に描くものが準備されているなら、尚更今の内にきちんと種を蒔いて主人公やエピソードを育てておかないと、急に花は咲かないと思う。やはり料理同様下ごしらえに手抜きは禁物だと思う…
あとがき
朝から、食べ物を捨てたり喧嘩をしたり。せめて、そう言うシーンは止めて欲しいです。
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