ごちそうさん (第27回・10/30) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』(公式)
第5週『フォンとうの気持ち』【第27回】の感想。
め以子(杏)は、病床で目覚めた悠太郎(東出昌大)から夢の話を聞かされる。納豆の沼に落ちた悠太郎のもとに、め以子が降りてきて、妖怪のように納豆を吸いあげて救うのだという。め以子がいれば笑っていられる、辛い目に合わせるだろうが、一生食べさせたいと言われ、め以子はうれし泣きする。だが、断っておいて求婚してきた悠太郎に大五(原田泰造)はまたも激怒し、一切会うことを禁じる。ついに、め以子は卯野家を飛び出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日は、敢えて本作の“食”の描き方に拘ってみた!
演技力とか脚本の整合性とか、一先ず置いておく。そして、今日は敢えて本作の“食”の描き方に拘ってみる。だって、本作は食いしん坊の主人公が、食べさせることに幸せを感じ、嫁ぎ先の大阪で奮闘する話だから。
となると、こんな疑問が湧いてくる。
・お粥のレシピはいつ誰に教わったのか?
・お粥のレシピをレシピノートに書かなくて良いのか?
・水曜日なのに「フォン(がらスープ)は出てこない。
この主人公と“食”の関係は、本作の根幹にかかわる部分だし、この一か月間何とか拘って描いてきた部分だと思うのに、なぜこの主人公の一大事にすべて絡めないのか、もはや意味が解らない。
まだマンネリ化やパターン化など恐れるレベルで無いのだから、どんなエピソードであろうとも、“食”の部分だけは懇切丁寧に描写を重ねた方が面白くなると思う。
ヒロインの恋が実る一大イベントの回なのに…
そもそも悠太郎(東出昌大)がめ以子(杏)にプロポーズをするほど好きだったのかもそれ程描かれていないし、怒鳴られてやっと応える程度の感受性のめ以子が駆け落ちまで一気に決断するストーリー展開もどうかと思うが…
とは言え、普通のドラマならヒロインの恋が実って万々歳って感じなのに、なぜかしっくりこない。プロポーズに至るまでの過程に、折角入れた“夢オチ”と“妖怪”のくだりも、たった5枚の静止画で終了。こう言う時にぬか床さんを絡めなくてどうする?なんか表現の一貫性が感じられずにイライラする…
あとがき
め以子が眉間にしわ寄せて人のせいにしまくるのをパターン化しても、朝ドラとしては印象が良くなる気がしません。それよりもめ以子の“食”に拘る部分をパターン化して積み重ねる方が、作品の世界観を統一できるし、楽しいと思うんですが…
とは言え、ベタと言うか朝ドラらしい当たり障りのない程度の波風の立つホームドラマにはなってると思います。面白いかどうかは別にして…
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