安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~ (第3話・10/27) 感想
TBSテレビ『安堂ロイド ~A.I. knows LOVE?~』(公式)
第3話『触れあう二人の孤独な気持ち』の感想。
麻陽(柴咲コウ)は、黎士(木村拓哉)の‘生還’を喜ぶ七瀬(大島優子)に、その正体が未来から来たアンドロイド・ロイド(木村=2役)だと告白。七瀬は世間ばかりか自分をもだましていた麻陽が許せない。一方、ロイドは秘密を知った七瀬を殺すと麻陽に宣告。直後、大学でロイドに命を狙われた七瀬は、麻陽が命懸けで救ってくれたことから、麻陽の話を信じ始める。そんな中、未来から暗殺ロボット・ボルタ(三浦力)が送り込まれる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
キムタク以外のファン感謝デーのため、話は先送りの巻!
前回の感想で、本作は、“俳優・木村拓哉”を楽しむドラマでいい!を書いた。とは言え、制作側は大人の事情もあって、そうはいかないのは当然だ。
そこで、今回は、メインの二人には回想シーンと軽めのラブ&ケンカのシーン程度に抑えて、大島優子さん始め脇役陣の出番づくりに精を出したのだろう。
お蔭で、最後の100年後のメール発覚以外は、特に話の進展も無し。むしろ各人の出番時間の確保のために編集は緩いし、主人公以外の撮影が忙しかったのか、見所であるアンドロイドの演出もかなり省略気味で、敵も弱くていつのまにか敗退。
しかし、こう言う主演俳優以外のファン感謝デーも大事だと思う。だって、物語を真剣に追っても解り難いし、何より、“世界観は壮大だが、描かれる人間関係が狭い”と言う矛盾を抱えているから、出演者のファンで支えようって互助の感覚で観た方が精神的に楽だと思う、本作に限っては…
話は単純な方が面白い!
ロイド(木村拓哉)が夢にうなされるなんてシーンは、SF映画の名作『ブレードランナー』の原作でもあるSFの名著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』へのオマージュを感じたり、つくり手のSFへの想いは伝わってくる。
しかし、回を追う毎に、そのSF的な演出がしょぼくなり、物語が解り難くなっていては元も子もない。今回で言えば、麻陽(柴咲コウ)がお利口さんと言う設定なのだから、ロイドと黎士(木村拓哉)の関係は理解していないとおかしいのに、物語を複雑にしようとして、麻陽の行動の矛盾が生じている。
日曜の夜のSFドラマだから、もっと単純にアンドロイドは“永久の愛”の象徴であり、互いが守り守られると言うシンプルな構造の方が楽しめると思う。そのベースの上に、CGやらアクションやらのSFらしい装飾を施せば良いのに…
あとがき
何を魅せるのか絞り込めないまま、第3話まで来ちゃいましたって感じですね。狭い世間の壮大なお話として、うまくこじんまりとしたSF恋愛ドラマに軌道修正しても良いかなと思います。次週に期待します。
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