[読書]幕末志士の死亡診断書 (幕末☆保健委員会/著 酒井シズ/監修・エクスナレッジ) 感想
★★★★★ 傑作!是非とも本棚に並べたい一冊。
★★★★☆ 秀作!私が太鼓判を押せる一冊。
★★★☆☆ まぁまぁ。お小遣いに余裕があれば買っても良い。
★★☆☆☆ 好き嫌いの分岐点。図書館で十分。
★☆☆☆☆ 他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。
TBSドラマ「JIN-仁-」の医学考証の酒井シズ氏が監修!
以前、『戦国武将の死亡診断書』を読んで、“戦国武将事典”として面白かったから、その続編と言うことで購入。
本書も監修は、TBSドラマ『JIN-仁-』の医学考証、NHK大河ドラマ『八重の桜』の医事指導を担当した酒井シズ氏(日本医史学会理事長、順天堂大学名誉教授)だから、時代劇や医療ドラマが好きなら、それだけで興味が湧くと思う。
歴史が苦手でも楽しめる“幕末志士事典”だ!
実は私は歴史が苦手。だから本格的な歴史の本は、意味不明なことも多い。
しかし、こんな私でも名前くらいは知っている、幕末を駆け抜けた偉人たちの、人生や偉業が、持病や死因を準えながら理解できた。正に、“幕末志士事典”と言えるだろう。何と言っても、この「カルテ」とその解説文の組合せが、本書が読み物として面白いところなのだ。
医療ドラマ好きなら、今後ドラマがもっと楽しくなる!
戦国時代より幕末の方が時代的に近い。だから親しみがわき易いと言う面もある。
医療ドラマ好きにとっては、、ヤブ医者も多かったらしい江戸時代から明治にかけての幕末は、医学の文明開化の時期でもあるから、その時代に生きた人間の人生や偉業の背景を、興味深く読むことだ出来た。
あとがき
ネタバレは良くないですが、坂本龍馬が若ハゲの家系だったとか、最後の征夷大将軍・徳川慶喜が家康ゆずりの健康オタクだとか、福沢諭吉が60歳過ぎての過激な運動が原因で二度脳出血になったとか、今も昔も健康や悩みは変わらないなと…
歴史に詳しい方には物足りないかもしれません。でも、読書の秋に、ちょっと変わった歴史本をお探しの方へおススメです。また、戦国時代のゲームや漫画が好きなら、以前に読んだ、『戦国武将の死亡診断書』もお勧めです。
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戦国武将の死亡診断書
病が語る日本史 (講談社学術文庫)
まんが医学の歴史
医学の歴史 (講談社学術文庫)
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