ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

ダンダリン 労働基準監督官 (第1話・10/2) 感想

日本テレビ『ダンダリン 労働基準監督官』公式
第1話『働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を』の感想。
なお、原作:田島隆氏/作画:鈴木マサカズ氏の原作漫画『ダンダリン一〇一』は未読。

つかみはOK!

「ダンダリン」って労働基準監督官である主人公・段田凛(竹内結子)の名前だったんだ?って程度のいつものほぼ事前情報無しで視聴開始。刑事ドラマの常連俳優陣が黒スーツで集まって刑事と無関係な思い出話。

そこへ、スカの音楽に乗って、これまた竹内結子さんお得意の自分勝手キャラで登場。特に、初出勤までの5分程度で、「ウェイトレスさん募集」のチラシ一枚で、登場人物の性格や仕事を単純に見せたのは、つかみとしてはOKだと思う。

厳しい経済状況だからこそきちんと描いて欲しい!

自 殺未遂をした西川(渡辺いっけい)を見舞う凛がこう言う。

凛「馬鹿ですね。
     会社にしがみつくより、
     命にしがみついたほうが良いと思います」
西川の置かれた立場を考えれば、なかなか言える言葉で無いが、この主人公は言ってしまうタイプのようだ。私は、この台詞を聞いて、来週も観てみようと決めた。

原作モノだから、今後どういう悪徳経営者が登場するのかわからない。しかし、安倍政権下で大企業だけが優遇され、中小零細企業は益々経営が厳しくなる中、経営者も労働者も必死に社会に仕事にしがみつこうとする。

そう言う状況下だからこそ、経営者が見失いがちな、労働者がわすれがちな人間の本分みたいな部分を描くドラマなら、今後も見てみたいと思う。

脚本と演出に期待するしかない!

ただ、懸念材料が無い訳では無い。まず、このかなり難しく微妙なテーマの物語を脚本の秦建日子氏が描けるかと言う不安。

また、今回延長したとは言え、全体的なテンポが今一つだった。かなり音楽に助けられていたが、やはり基本は演出のテンポの良さ。トントン進めと言うわけでもなく、じっくり描けと言うのでもなく、この物語と主人公に合ったテンポが欲しかった。第1話で要求するのは無理かもしれないが…

結局、全体的にドラマとしての個性的な部分が見えて来ず、なんとなく主人公は活躍したけれど、尻切れトンボ状態のまま終わってしまった。やはり事件解決モノなら、一話でスッキリ終わって欲しい。簡単に片付くテーマで無いだけにしっかり描いて欲しいと思う。

あとがき

来週から裏番組で強敵の『リーガルハイ』が始まるので、このテンポの悪さでは厳しいですね。ドラマの色を決めるキーパーソンに大手山郁夫(北村一輝)を活かせば、面白いテイストが出そうなんですが。また、竹内さんが「オラオラ」で一人活躍する話になっちゃうと既視感に勝てないでしょうし。さて、来週はどうなるか?

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


 

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
ドラマ「ダンダリン労働基準監督官」原作 ダンダリン一〇一 (モーニングKC)
「ダンダリン 労働基準監督官」オリジナル・サウンドトラック


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/4843/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/376455374.html でも、TB受付けております。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

ダンダリン労働基準監督官〜『リーガルハイ』の古美門先生と比べてみた

 波風を立てない<事なかれ主義>って退屈だ。  自分が間違っていると思うことは徹底してこだわって、戦ってみるといい。  おかげで真鍋(佐野史郎)や土手山(北村一輝)、南三条(松坂桃李)たちは、ほふく前進や逮捕当日の服装のこと、捕まえた鴨光社長(でんでん)...

ダンダリン 労働基準監督官

初回の感想 

【ダンダリン 労働基準監督官】 第1話 初回感想

「労働基準法」。読んだことあります? 労働基準法の最初に、こう明確に書かれてます。 「条件は労働者と使用者が対等の立場において決定すべきものである」 ダンダリン 労働基準監督官 第1話      簡単感想のみで。 ダンダリン……。 何かと思ったら、主人公の名前だった。段田凛。 「タンブリング」でも「ダンガンロンパ」でもタンバリンでもなかった...

ダンダリン・労働基準監督官 第1話

段田凛(竹内結子)は、西東京労働基準監督署に配属されます。 突然やって来た凛に対して、何も聞いていない土手山課長(北村一輝)は、真鍋署長(佐野史郎)のところへ行き、事情を聞き、真鍋署長に凛を押し付けられることになります。 凛にはの部署で問題児だったらしいと言う噂があって、土手山課長はしっかり者の南三条(松坂桃李)に、彼女のお目付け役を命じることに・・・ そんな中、あるリフォ...

ダンダリン 労働基準監督官 #01

『働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を』

ダンダリン 労働基準監督官 第1話:働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を

山の彼方の空遠く・・・φ(・_・。 )フムフム これってドイツの詩人の作品だったんですねー、知らんかった・・・ 凛がこの詩を唱える意味は???そしてまるで凛の死を想像させるかのような オープニング!これは釣りなのか、それとも・・・ まぁ、あの正義感むき出しの仕事っぷり...

ダンダリン 労働基準監督官 第1話 ★じぇじぇ! でんでん逮捕

ダンダリン 労働基準監督官 第1話 「働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を」 次週から同時間帯で堺雅人の『リーガル・ハイ2』が始まるから、よほどの面白さがないと苦戦する羽目になる『ダンダリン』 面白い部分もあるけど、雑な部分もあって、なんとも中途半端な感触・・・。 −◆− ある日、融通の利かない段田凛(竹内結子)と東大卒・南三条(松坂桃李)が町中で揉めていて、はずみで...

ダンダリン労働基準監督官 第1話

『働く人を守りたい…ブラック企業に制裁を』 内容 西東京労働基準監督署の南三条和也(松坂桃李)らは、ある部屋を片付けていた。 。。。。 その3ヶ月前のこと西東京労働基準監督署に1人の女性がやってくる 段田凛(竹内結子)。。。急な異動で配属されてきたのだ。 ...

悪徳経営者(でんでん)にうううってうなっちゃうダンダリン(竹内結子)

さて・・・フジテレビ水曜日夜10時にドラマ枠が再開して・・・。 日本テレビ水曜日夜10時のドラマと激突中である。 「家族ゲーム」13.0% VS 「雲の階段」*9.3% 「ショムニ2013 」11.1% VS 「Woman」13.6% ・・・と血みどろの争いを繰り広げて一勝一敗である。 フジテレビは

ダンダリン 労働基準監督官第1話(10.3)

原作はモーニングで連載中の漫画だそうですが、原作未読 カバチタレの原作者の作品ですか。なるほど。 曲がったことが許せない労働基準監督官段田凛@竹内結子の活躍を描く話 初回はサービス残業を強いられている営業マン@渡辺いっけいの 愚痴を聞いた凛が彼の勤める会社を突然臨検、 最後に社長@でんでんを逮捕するという非常手段に出たという内容 人事の仕事をしてまして、 このドラマは多少つまらなくても最後ま...

「ダンダリン 労働基準監督官」労働の現実1サービス残業より社長のいじめに問題があります!ダンダリンは危険を指摘しいじめを撲滅する真っ直ぐで曲げられない女

「ダンダリン 労働基準監督官」は田島隆原作の漫画「ダンダリン」をドラマ化した作品で労働基準監督官の段田凛が基準に違反する業者に対して厳しく接して正していく曲った事を許さ ...

ダンダリン:初回視聴率11.3% 竹内結子がブラック企業にメス 

参院選で当選した方がブラック企業の会長だとか、ネットでどこどこがブラック企業だとか、頻繁に「ブラック企業」という言葉がメディアでも取りあげられています。個人的にはやく ...

「ダンダリン 労働基準監督官」1 ☆☆☆

お仕事ドラマ。 主人公段田凛(竹内結子)が普段から行進する様に歩いたり、不満がつのると唸ったり。およそアリエナイ描写が戯画的ながらも、労働基準法の遵守をガンガンと主張 ...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: