半沢直樹 (第9話・9/15) 感想
TBS・日曜劇場『半沢直樹』(公式)
第9話『最終決戦!~出向をかけた金融庁検査!!』の感想。なお、池井戸潤氏の原作小説は未読。
“倍返し”と言うより“どんでん返し”な展開…
あらすじを書き出せば、あれもあったこれもあったと箇条書き出来る程に、次々と事件が勃発って感じの10分拡大版。次週の最終回への期待度も上手く高まるように、あれこれ積み残しのままってのも悪いと思わない。
ただ、結局、脚本は進んではどんでん返しの繰り返し。一向に肝心の「倍返し」が見えてこない。面白いしハラハラドキドキもするのに、やっぱりなって思わせるのが勿体無いような…
俳優陣の演技とロケ地の力!
ややパターン化している脚本を下支えしている二つの要素がある。一つは、個性的な俳優さんたちの、少々誇張と強調された演技による、魅力的な登場人物。もう一つは、ロケ地を活かした撮影と編集。ロケ地を活かした撮影と編集。ロケ地には以下の特徴を感じる。
・建造物左右のシンメトリー(対称)性が高い場所
・道路や廊下、回廊は奥行きのある場所
・必ず強く光る部分(照明器具や採光窓)がある場所
本作の登場人物は皆自分の立場が不安定だ。そう言う登場人物たちが、がっしりとした格調高い建築物の中で、試行錯誤孤軍奮闘する姿を見ると、私は、ハチ(蜂)連想してしまう。規則的なハニカム構造の巣、女王蜂や働き蜂など、それぞれの役割が決められ、それにより一生の過ごし方が違うこと、光に向かう習性があることなど。
本作と蜂の関連性は置いといて、実はカット割りも似たようなものが多い。しかし、それが良い意味で「またか」と観ている側の“イライラ感”を誘って、次の展開が楽しみになる。今回は私だけの思い込みかも知れないが、これだけ大ヒット中のドラマだから、人気の秘策があちこちに散りばめられているに違いないと思う…
あとがき
「やっぱりな」ってところで終わりましたね。そして次週が最終回。主人公の銀行への恨みは果たせるのか、それこそきっちりと倍返しを見たいものです。
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