スターマン・この星の恋 (第10話 最終回・9/10) 感想
フジ・『スターマン・この星の恋』(公式)
第10話 最終回『サヨナラの後に訪れる涙…』の感想。
非日常を体験してこそドラマの醍醐味だ!
その昔からよく宇宙人が襲来する町には、既に地球人のなりすましたオジサンが幸せな結婚をして、子供もたくさんいて、周囲の地球人たちと長閑な暮らしをしている。そして、今回もう一組の宇宙人と地球人のカップルと家族が誕生した。また、宇宙人に憧れていた地球人の女の子は、希望通り宇宙人にさらわれて幸せに暮らしましたとさ。そんな話だったろうか。
これって、ドラマの中の登場人物たちが、普通はあり得ない非日常的なことを体験しているのを、テレビのこちらでも疑似体験させて頂くと言う、正にドラマの醍醐味だ。昨今いろいろうるさいご時世だから、妙なリアリティとか大人の事情が前面になって、“非日常”より“他の事情”が気になる作品が多い中、よくぞ最後まで“非日常”を貫いたと思う。
すべてに徹底したのも良かった!
実は、かなり深いテーマも含まれていたように思う。シングルマザーの生き方、夫婦とは?親子とは?外国人の不法滞在問題、結婚とは?幸福とは?生きるとは?死ぬとは?などなど。しかし、本作はあくまでこれらを肩でかわしながら、宇宙人と地球人の愛の物語に徹したのが良かった。中途半端に描くのが一番つまらない原因になるから。
また、本作の面白い点は他にもある。あの町はゾンビが生きる町ではないだろうか。宇宙人はみんな死者の身体に宿って生きてるし、スナックの謎の機械が光り出すと、どんどん集まってきちゃう。自分の夢を持ち現実を生きる祥子(有村架純)が、町を出ることだ出来たのもそう。
そう言えば現実社会で達也と何か悪さをしたをミチル(木南晴夏)も町を出る。身元不明の星男(福士蒼汰)が二年間も暮らせる町、戸籍は?税金は?そんな町全体もまるまる非日常世界に作り込まれていたから、面白かったのだろう。
あとがき
好き嫌いが分かれるドラマでした。私は「たまにはこう言うのもアリ」って派でしたから楽しめました。ハッピーエンドに行くまでの二転三転するのも、ハラハラドキドキしたし、落ち着く所は意外な程にベタな恋バナの大団円。ホント、たまにはこう言うドラマも良いです。それに何より、肩が凝らずにイライラしなかったのが一番良かったです。
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【これまでの感想】
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