ディレクターの目線blog＠FC2

NHK総合・連続テレビ小説『あまちゃん』（公式）
第24週『おら、やっぱりこの海が好きだ！』 [第140回]の感想。

アキ（能年玲奈）は町を歩いてまわり、あらためて震災の被害の大きさに息を呑む。それでも潜り続ける北の海女たち。その笑顔の裏に隠された心の傷に気づき、心を痛めたアキは、浜辺に放置されている魚網を見つけ、復興のミサンガを作ることを思いつく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

町おこしの成功には“よそ者・若者・バカ者”が必要！

「北の海女」の看板娘だったアキが、漁網を知らなったかどうか定かでない。しかし、今回もアキの突拍子もないアイデアがきっかけに、夏ばっぱがみんなの共感を集め、北三陸のみんなが盛り上がる、4月からの“故郷編”の成功パターン。是非、あの面白さと楽しさを見せて欲しい。

「第11回（4/12）の感想で、町おこしの成功には「よそ者・若者・バカ者」の3つが必要で、アキがその三つを兼ね備えていると書いた。今思えば、これがクドカンの「地域のアイドル」と言うことだとすると、「復興祈願・海女のミサンガPART2」を発端にして大きく物語が動き出すのか。

“所詮ドラマはドラマだから”と楽しんだ方が良さそう！

いろいろ現実味とか演技力とか言い出すとキリがない、と私が書くのもおかしいが、個人的には震災が描かれるようになってから、“所詮ドラマはドラマだから”との思いが強くなっている。

虚構の中の現実として描かれる、東日本大震災の被災地と被災者たち、そして復興に協力する人々が、様々な思いを胸に一つになろうと笑いあり涙ありのドラマとして、素直に楽しんだ方が良いと。ただ、イラッとする登場人物がいるのは確かだが…

あとがき

以前、虚構（テレビドラマ）の中の登場人物たちが、現実社会で起きた「東日本大震災」で被災すると言うのに興味がある、と書きました。今になってみると、その表現の難しさに敢えて挑戦してるドラマだなと思います。なぜなら、本作の中の被災地や被災者も虚構であり、これは再現ドラマではないからです。

その辺の観ている側のバランスも難しいですよね。現実に起きた話なんだけど、架空の人たちの話な訳ですから。こう言う奇妙さはクドカンらしいかもしれません。

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【これまでの話の感想】
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“じぇじぇ”と“ぎょぎょ” 「あまちゃん」と南房総の意外？なご縁

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