DOCTORS 2 最強の名医 (第9話 最終回・9/5) 感想
テレ朝『DOCTORS 2 最強の名医』(公式)
第9話/最終回『前代未聞の合同オペ!!いざ最強決戦!!』の感想。
医師たちの意識が変わったことを、見事に表現!
まず、最終回の感想から。冒頭の森山(高嶋政伸)の夢オオから「黒相良」と「4人の仲間」発言で、相良(沢村一樹)に宣戦布告したあたりで、最近ご無沙汰になっていた「相良VS森山」の掛け合いが楽しめそう、そんな滑り出しで始まった最終回。
西都大心臓外科と堂上総合病院消化器外科の合同手術のくだりも、例えば、術前カンファのやりとりでの森山のへこたれぶりと、相良の絶妙な仕切り屋ぶりの対比も面白かった。
合同手術が始まると、相良の絶妙なリーダーシップと最高のチーム医療、そして嫌味たっぷりの西都大医師たちへのプレッシャーで大成功するオペも見応えがあった。そして相良を「人たらし」と罵った森山を、最後の最後に神輿に乗せて、「相良の計画」はまずまず完了。
15分の拡大も無駄でなかった。患者の退院を子供のように喜ぶ森山がその患者の病名も知らないとか、(私は)退職する必要性を感じなかった佐知(比嘉愛未)が新天地の西都大で相良と出会い、『3』をちょっと予感させるくだりとか、そして、本シリーズでは“患者は必ず助かる”も踏襲されて、いい最終回だったと思う。
視聴者まで欺かなくても…
続いて、全9話の総括。今回、この3つのセリフが気になった。何れも「黒相良」を表現するものばかりだ。
「敵を欺くにはまず味方から」
「面白いように相良先生に転がされて」
「したたかだねえ」
結局、劇中の医師や看護師だけでなく、視聴者まで欺いていた「黒相良」だった訳だ。もちろん、多くの視聴者が、計画の目的が「ドクターの意識を変えること」なのは承知だったはずだ。問題はそれが最終回の30分過ぎまで、ほぼ表現されなかったことだ。
つくり手側は、視聴者にも相良に転がされる面白さを味わって欲しいと考えたのかもしれない。しかし、視聴者(少なくとも私)は本作のヒーローである相良を応援したいのだ。そのためには、きちんと計画の目的を上手く魅せつつストーリーを描くべきだったと思う。
更に、相良が堂上総合病院に拘る理由も。『1』からのファンも多いのだから、相良の亡き妻のエピソードなりを、ちらりと覗かせるだけでも、相良の人間の深みも表現できたと思う。その2点が残念だった。
あとがき
長々書きましたが、全9話通して面白かったので満足です。個人的なこととしては、偶然にロケ現場を数回見学して、ナマ相良先生やナマ宮部さんも目撃しました。そう言う縁もあって、是非『SP』や『3』に期待したいです。
キャストとスタッフの皆さん、猛暑の中のロケお疲れさまでした。
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