半沢直樹 (第5話・8/11) 感想
TBS・日曜劇場『半沢直樹』(公式)
第5話『半沢が出向に…!?生き残りをかけた戦』の感想。なお、池井戸潤氏の原作小説は未読。
“倍返し”は倍返しなりに回収…
「でも、その金は先ほど全額差し押さえました」」
「黒崎統括にお伝え下さい。
分け前欲しければ、頭の一つも下げに来いってな」
結局、肝心の「倍返し」は飲み屋での半沢(堺雅人)自身の台詞で、私にとってはあっさり気味に終了してしまった。もちろん、映像的に盗賊が金塊を盗み出すようなド派手な“回収劇”を描くのも不自然だ。
しかし、5週間も引っ張ってきたのだからこそ、回収の過程を台詞以外のビジュアル部分の魅せ方をもう少し工夫しても良かったような。そう言うことこそが小説でなくテレビドラマが出来ることなのだから…
“10倍返し”と言うより“ドンデン返し&第1章まとめ”?
では、浅野(石丸幹二)への“10倍返し”はと言うと、正直スッキリしなかった。私には銀行内の人事を将棋の駒を動かすようにして、終わってしまった印象が強いからだ。まっ、銀行内での不祥事の落着方法としては、これもアリだと思う。
しかし、いくら原作が小説、本作がドラマと言え。銀行のモラルや社会性と言う部分で見てしまうと、庶民の私にとっては、あれだけ巨額の不正(犯罪)を、大和田(香川照之)で食い止めるって解釈で良いのだろうか。
最年少常務の出世頭とは言え、結局、一人の常務が支店内の不祥事レベルで解決したってことだと、かなり物足りないのだが…。まあ2冊の原作で1本のドラマだら、後半を見ろと言うことなのかもしれないが…
あとがき
来週は休みで、再来週は25分拡大版でまた冒頭に「これまでのあらすじ」が標準放送になるみたいですね。確かに中1週間空いたら忘れますよ。
でも、毎回そっちの事情で一回飛ばしにしておいて、冒頭にだらだらと“復習劇”を見せるのは工夫がありません。私が見たいのは、“痛快な復讐劇”であって、“誰でも楽しめる復習劇”でないのです…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
ドラマ「半沢直樹」原作:オレたちバブル入行組 (文春文庫)
ドラマ「半沢直樹」原作:オレたち花のバブル組 (文春文庫)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/4712/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。なお、[Seesaaブログ]http://dmesen.seesaa.net/article/371796986.html でも、TB受付けております。
- 関連記事