SUMMER NUDE (第3話・7/22) 感想
フジ・『SUMMER NUDE』(公式)
第3話『明かされた秘密!それでも君を愛してる』の感想。
無駄は少ないが、足りないものがある!
本作の良いところは、引き伸ばしや無駄をあまり感じないこと。登場人物が多いせいもあるが、これから三角関係やもっと多角関係を描くのか、話の展開には興味が湧いている。何せ過去話ばかりで話は先に進んでいないのだから、既にリタイアしていない時点で、それなりに楽しめてるってことではある。ただ、一つ足りない部分がある…
朝日が想うくらいに視聴者にも香澄の魅力を伝えて!
ひと夏の海の家での出来事と言う“虚構の中の真実”を信じられることができて、初めて作品や登場人物に共感や感情移入できるのだと思うが、どうも本作でそれがしにくい。理由は、劇中で、朝日(山下智久)が強く想い慕う香澄(長澤まさみ)魅力や人物像が、視聴者に伝わってこないからではないだろうか。
朝日が香澄でなければいけない理由を描いて!
香澄を謎めく存在として悩める朝日をしっとり描きたいのもわからないでもない。朝日も劇中でこう話す。
「この看板を見て笑ってくれた香澄の笑顔は、俺しかしらないんだよ」
山下さんや長澤さんを魅力的に見せたいのかもしれない。しかし、香澄の魅力を視聴者に伝えぬままあれこれ描いても、“テレビの枠の中で何かやってる”状態から脱せない。視聴者は香澄とは赤の他人なのだから、まず最初に朝日が香澄でなければいけない理由を知りたいのだ…
“ビールの看板”さえあれば、舞台は夏の海の家である必然性があまり感じられないのが残念ですね。あとは、朝日が香澄でなければいけない理由を描いてもらって、「そうだったのか。だから周囲の人は…」ってならないと、先に進んでも楽しくないような…。次回に期待します。
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(仮)フジテレビ系月9ドラマ「SUMMER NUDE(仮)」オリジナルサウンドトラック
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