仮面ティーチャー (第3話・7/20) 感想
日テレ『仮面ティーチャー』(公式)
第3話『M4、動く』の感想。なお、藤沢とおる氏の原作漫画は未読。
気軽に楽しめば、テンポも良いし…
今回は、仮面ティーチャー・荒木剛太(藤ヶ谷太輔)の活躍でコータロー(前田公輝)が改心の方向に進んでいる課外授業の後編と、二人目のM4の一人で“アイスマン”と呼ばれるリョータ(栁俊太郎)を課外授業の前編と言う感じだった。深夜枠の30分ドラマにしてはかなり面白いと思うが、残念ながら世間での評価は…
相変わらずテンポも良いし、深く考えずに観れば楽しい作品だ。また、若手俳優陣ばかりの中でカフェのマスター・小林十兵衛(六平直政)が強面ながら剛太を陰で支えるのが、作品の良いアクセントになっている。
アクセントと言えば、劇中劇である「3年C組金髪先生」。どちらも、ずっと暴力シーンばかりだと似た画風になるのを、飽きさせない工夫として面白いと思う。いくうら、30分間でテンポ良く話が進んでも、やはりメリハリがないと面白くないものだ。
まだ、仲間を助ける暴力ならオッケーなんだ…
今回で特に心に留ったのが、相手に無抵抗でボコボコにされているコータローを、手下たちが黙って見ていられず手を貸すシーン。
「コータローさん、助け遅くなってすみませんでした」
「俺の仲間になにすんだ!」
と結局はコータローも一緒になって“暴力”を振るう訳で、数分前は何だったんだ?と、いつもの私なら突っ込む所だ。しかし、
「お前ら、ありがとな」
「すいませんでした」
と円陣を組んで笑う彼らを見ていると、少々清々しささえ感じてしまった。コータローも成長途中なんだと…
この妙な感覚こそが、前回も書いたつくり手の“体罰と暴力の境目”の掘り下げない強かさが活かされている点。相手を倒すのでなく仲間を助けるのはOKって価値観。その辺は深く考えないのが本作の楽しみ方だと改めて思う。
やはり私はついつい真面目に考えるから、本作での“暴力”に対する価値観が論理的に破たんしているように思えちゃうんですよね。普通ならその時点でリタイアなんですが、本作には何とも言えない魅力があります。
特に 藤ヶ谷太輔さんと京本大我さんが、この作風を意外と現実味のあるドラマにしてくれていると思います。。藤ヶ谷さんはバラエティー番組で見せる天然っぽさと睨みを利かすと怖い表情が剛太役に合ってますし、京本さんは陰が隠れている笑顔もボンに合ってるし、性格が徐々に変化している様子も悪くないと。来週も楽しみです。
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