Q10(キュート) (第3話 10/30) 感想
10/16から日テレで始まった『Q10(キュート)』(公式)の第3話 『私はブスじゃない! 文化祭でおきた奇跡とQ10の正体』の感想。
面白いだけに、もったいない!
先週でリタイアしそうだったが、何となく気になるのがロボット・ドラマ。期待しなかった分、より面白く感じた。第2話の感想で書いた通り、“毎週テーマで括って、主人公が成長していくのは面白い! ”も何とか保ってるし、テーマ自体も何気に“深イイ話”として成立してるし。ただ、面白いし、若い俳優さんたちの演技もなかなか良いだけにもったいないと思う部分が目立つ…
“深イイ話”を詰め込み過ぎ!
“学園ドラマ+ロボット”が本作の特徴であり面白い部分。しかし、どちらも平等に(平均的に)描こうとしているように思う。そのため、各生徒たちのエピソードもそれぞれ面白いし泣けるし、それなりに良く出来てる。Q10のくだりも、相変わらず昭和の人が考えるレトロチックな設定だが、かわいいロボットに描かれつつある。
しかし、やはり詰め込み過ぎ。あれこれ描きたいのはわかるが、プロなら足し算でなく引き算で物事を考えるべき。もっと整理整頓するなり、週毎に分けるなり考えないから…
やや“主人公不在”感が漂う…
肝心の主人公・平太(佐藤健)とQ10(前田敦子)のやりとりが希薄になっている。それを察してか、ドラマ冒頭と最後に平太のモノローグ(独白)でテーマを長々語るという演出は手抜きと言われても仕方が無い手法。
それを映像で見せてこそドラマ。読み聞かせじゃないんだから、エピソードを削ってでも、視覚化すべきだと思うし、その方が面白いはず。
誰に向かって作ってるのか?現役高校生はどう観てるのか?
妙に物分りのいい教師たち、個性的で奇抜な生徒たちが多い私立鹿浜橋高等学校なのに、毎回問題はうま~く解決。また、民子(蓮佛美沙子)がヒッピーみたいにギターを担いで路地を歩いたり、恵美子(高畑充希)が♪風を歌ったり。何となく団塊の世代を意識したような演出。
それに、各登場人物たちを見て、40歳過ぎのおじさんには、「戻れない高校時代」にキュンとしたりするわけで、そのあたりを含めて、現役高校生はどう感じているのかなと思ったり…
出演者たちは売れっ子アイドルばかりなのに、昭和や団塊の世代への応援歌的な部分も見え隠れすると言う、チグハグ感が漂います。その辺が好き嫌いの分かれ目なんでしょうかね。とにかく、もう少し引き算して交通整理すれば、もっと面白くなると思っちゃいます。
特殊メイクで遊ぶシーンにキュンときちゃいました。私、高校時代にやってましたから。
8ミリフィルムでホラー映画を作った時、撮影で使った粘土で作った血まみれの生首を紙袋に入れて、終電の日比谷線に乗りました。
すると、突然に紙袋が破け、生首がゴロゴロと…。当然乗客は悲鳴を上げたので、急いで生首を持って次の駅で降りたら、家に帰れなかったってことを思い出しました(笑)
















ウエストワールド [DVD] ユル・ブリンナー (出演)
ウォーリー WALL・E[Blu-ray]
ショート・サーキット [DVD]
アンドリューNDR114 [DVD]
- 関連記事
-
- 霊能力者 小田霧響子の嘘 (第4話 10/31) 感想 (2010/11/01)
- パーフェクト・リポート (第3話 10/31) 感想 (2010/11/01)
- Q10(キュート) (第3話 10/30) 感想 (2010/10/31)
- ドラマSPエスピー 8~11話一挙再放送 (10/30) 感想 (2010/10/30)
- 秘密 (第3話 10/29) 感想 ※タイトル修正 (2010/10/30)