名もなき毒 (第2話・7/15) 感想
TBS・月曜ミステリーシアター『名もなき毒』(公式)
第2話『父は殺された!?28年前の誘拐…姉が見た真実』の感想。なお、宮部みゆき氏の原作小説は未読。
丁寧なのか、淡々としているのか?
前回同様に、淡々と物語が進んで終了した第2話。捜査や調査が主たる職業で無い主人公が調べ物をしているのだから、なかなか前進しないのはその通りだ。それだけに、いつ急展開するかわからない面白さをはらんでいると期待している。
ただ、結局は主人公・杉村三郎(小泉孝太郎)が聞き取り調査をしているシーンが殆どだから、どうしても見た目に代わり映えがしなくて、少々飽きてきた。まっ、私が元々登場人物と一緒に推理しながらドラマを観るのが得意でないから、そう感じるのだろうが…
小泉孝太郎さんで無かったら、とっくにリタイアしてるかも?
先述の通り、脚本は淡々としてるし、演出も似たような繰り返しが多い。奇を衒った魅せ方も無いし、俳優の演技も朗読してるみたいなカットが多い。なのに、これらのマイナス要素が、“本作らしさ”に見えてくる不思議さがある。
それが小泉孝太郎さんの存在感であり魅力が醸し出す“力”だ。物語をぐいぐいと牽引する力強さを誇示する訳でも無く、ひたすら受け身で次々と明らかになる事実を受け入れる訳でも無く、その中間の積極的過ぎず消極的過ぎずの丁度良い塩梅の役柄が、小泉さんでしか表現できないように思う。小泉さん目当てで来週も観てみよう。
マンネリ化打破の予防策として、主人公の職場の話を上手く取り込んだら良いのではと思います。そうすれば、多少のうねりやメリハリが生まれて、謎解きも楽しくなるような…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
誰か―Somebody (文春文庫)
名もなき毒 (文春文庫)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/4628/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/369382951.html でも、受け付けております。
【これまでの感想】
第1話
- 関連記事
-
- あまちゃん (第92回・7/16) 感想 (2013/07/16)
- SUMMER NUDE (第2話・7/15) 感想 (2013/07/16)
- 名もなき毒 (第2話・7/15) 感想 (2013/07/16)
- あまちゃん (第91回・7/15) 感想 (2013/07/15)
- 半沢直樹 (第2話・7/14) 感想 (2013/07/15)