仮面ティーチャー (第2話・7/13) 感想
日テレ『仮面ティーチャー』(公式)
第2話『激闘、マッドマックス』の感想。なお、藤沢とおる氏の原作漫画は未読。
“体罰と暴力の境目”の掘り下げない強かさ…
本作で興味深いのは、本来最もきちんと論じ描くべきである“体罰と暴力の境目”を曖昧にすることで、意外とエンターテインメントとして面白いドラマに仕上げようとする作り手の、良くも悪くも強かな企画意図だ。
“体罰と暴力の境目”は様々な意見や価値観がある。しかし、本作は敢えてそこを掘り下げずに、取り敢えず体罰は愛情であり暴力は感情で、愛がある体罰は意外と即効性が強い、と言う前提で構成されているのではないだろうか。
深く考えずに観て楽しみながら、少しだけ深く考えてみる…
そう言う前提(設定)であれば、全体のエピソードの都合の良さや、所謂アクションシーンの中途半端さも納得できる。まっ、こう書いておいておかしいが、その辺は深く考えずに観れば、個々の出演者のファンでなくても、時々突っ込みながら気軽に楽しめるドラマだと思う…
しかし、例えば美樹(大政絢)の「暴力を制する暴力を期待してしまった」と言う台詞とそれを振り返る剛太(藤ヶ谷太輔)の表現。やり切れない現実や混沌とした学校教育に問題提起を促すかような、なかなか深い台詞だ。こう言う真面目な一面もあるドラマだと思う…
脚本、演出、演技などいろいろ突っ込み所が無い訳では無いですが、全体に漂う“いいとこ取りの緩さ”が、『仮面ティーチャー』と言う荒唐無稽な設定に合ってると思います。何だかんだ言いつつ楽しいドラマです。
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【これまでの感想】
第1話
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