仮面ティーチャー (第1話・7/6) 感想
日テレ『仮面ティーチャー』(公式)
第1話(初回30分拡大)の感想。なお、藤沢とおる氏の原作漫画は未読。
まず、野暮なことを言ってみる!
今回も事前情報は、主演が 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)さんで、主人公は政府から全国に派遣された、生徒更生のためなら暴力も辞さない“仮面”をつけた教師“仮面ティーチャー”の1人ってことくらい。観終えた感想は、ここまで荒唐無稽な設定なら、いくらでも面白く楽しく作れるはずってことだ。
その意味で、脚本は様々な大人の事情を加味しつつ、無法地帯化した学園を牛耳る“M4”と呼ばれる4人が、2話で1人ずつ更生しつつ、ラスボスが首をもたげてくると言う全話(何話か知らない)の構成も、1話ずつ謎をチラ見させながら期待感を高めるのもなかなか上手いと思う。
しかし、演出・制作面が今一つ。喧嘩のシーンも既視感あるし、学園部分も「こんな学校ないよ」と思わせるような中途半端さ。もちろん美術的な“しょぼさ”は予算的な問題、類似カットが多くなるのは出演者のスケジュールの問題などによって制約を受けるのだろう。でもそこを何とか工夫すれば、もっと荒唐無稽さが際立って楽しくなると思う。
演出に工夫が欲しい!
なんか全体的に勿体無いなと言う印象が強い。やり方によっては、ヒーローものみたいな楽しさも生み出せそうだし、『ごくせん』みたいな喧嘩が強くて人情深い教師ドラマにもなりそうなのに…
それに、いくら初回と言っても、強烈に印象に残るシーンや登場人物が見えてこなかったのが残念。本作の初期設定の説明ならば、本来は数分もあれば良いだろうから、残りの40分間近くが薄味過ぎたわけだ。そこで気になったのが、喧嘩のシーンのスローモーションの多用だ。
確かにアクションシーンにスローモーションは効果的だ。特に高速からスローに切り替わってストップモーションへなんて技法。パンチのスピード感や殴られた顔の悲痛さなど表現するのに使い勝手が良い。ただ、肝心なのはその使い所。スローモーションは時間を延ばして薄めているだけになることもあることを、演出が意識しないといけない。
前期同放送枠の『BAD BOYS J』は、感想こそ第1話しか書きませんでしたが、最終話まで観て、出演者のファン向けのドラマかと思いきや、意外とまともな(失礼!)学園抗争ドラマに仕上がっていたと思います。
そう言う意味ではこの枠には期待したいし、当初は学生にしか見えないんじゃないの?(また失礼!)と思った主演の藤ヶ谷さんの教師姿も良かったので、次週に期待したいと思います。感想は記事にするか未定です…
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