Woman (第1話・7/3) 感想
日テレ『Woman』(公式)
第1話(15分拡大)『命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ』の感想。
2010年放送の「Mother」の…
事前情報ほぼゼロで観始めた本作。どこかで観た雰囲気だと思ったら、初回途中でリタイアした『Mother(2010)』に脚本・坂元裕二氏と演出・水田伸生のコンビだ。正直、苦手な作風だ。話は暗いし、画も暗いし。淡々と辛い状況を台詞と風景と小物の描写で積み重ねるだけみたいな…
初回を完走した二つの理由…
しかし、今回は完走した。理由は二つ。一つは映像。少しざらっとした質感と白熱電球のような赤みと黄色みを強調した色調が、登場人物たちの辛い日常を、のぞき穴からそっと覗き見るようなキャメラワークと相まって、視聴者を少しだけ客観的な位置に置かせつつ、目の前の出来事に集中させるみたいな、なかなか味わい深い映像だ。
二つ目は、小春役の満島ひかりさんの存在感。苦手な話ばかりで恐縮だが、私は彼女が苦手だ。だか、本作の彼女は悪くない。時に強く時に弱いシングルマザーが、まるでそこにいるように感じた。この二点で次週も観てみようと思った。
不安材料…
さて、ドラマとしては、前半の20分位までの、夫が無くなりシングルマザーになるくだりを時間軸を移動させて、数年間の喜怒哀楽を丁寧に上手く描いたと思う。
ただ、物語が何処に行くのか全く見えて来ない。小春の苦労話を聞かされて終わるのか、小春の亡夫・信(小栗旬)は絡んでくるのか、小春に明るい兆しが見えるのか。とにかくフィクションなのだから、辛い日常の描写に終わらず、なにか新しい面白さを魅せて欲しい…
初回は満島さんと子役たちの演技のお蔭で、あまり好きではない他人の苦労話を最後まで聞くことが出来ました、って感じです。テーマも映像的にも嫌いじゃありません。ただ、この先物語が何処へ行くのかが不安です。それだけです…

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