あまちゃん (第75回・6/26) 感想
NHK総合の連続テレビ小説『あまちゃん』(公式)の第13週『おら、奈落に落ちる』の第75回の感想。
思いがけず社長の太巻(古田新太)に出会ったアキ(能年玲奈)は、人気グループ「アメ横女学園」のセンター・有馬めぐ(足立梨花)のシャドウ(代役)に抜てきされる。
帰宅後、上京する際に春子(小泉今日子)から手紙を渡されていたことを思い出し、読み始めるアキ。そこには思いがけない母の過去がつづられていた。25年前、アイドルを目指してオーディション番組に出場した若き日の春子(有村架純)は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アイドルの話なのに、キョンキョンが存在しない面白さ!
先週、春子から手渡された手紙の封が開けられた。内容は、実は母が25年前にアイドルを目指したことを告白した内容だった。手紙のアップから当時の上野駅を経由して『君でもスターだよ!』の出演シーン。
有村架純さん演じる春子の『風立ちぬ』がキョンキョンのアテレコになっていたり、バックダンサーの太巻(古田新太)が若手の代役で無く本人の若作り出演だったり、その肝心の素人オーディション番組が突然最終回を迎え、春子も太巻も途方に暮れたりと、まあよくもいろいろ考えるものだ。しかも、面白い。
そして、本題に戻ると、80年代の松田聖子さんの歌を現在の小泉今日子さんが歌い、その小泉今日子さん演じる春子がアイドルになる夢を諦めたと言うのが、本作で脚本家・宮藤官九郎氏が創り出した最も不思議な世界観。これこそ虚構の世界の面白さだと思う。
俳優たちが創り出す虚構の芸能界の裏側の面白さ!
クドカンの不思議な世界観と言えば、劇中のアイドルたちも同じだ。これまでも、ドラマには俳優が俳優役や歌手役を演じるのはたくさん観てきた。しかし、芸能事務所、劇場、合宿所と、芸能界の裏側を隅々まで創り込んだドラマは、あまり記憶が無い。
実際のアイドルで無く、若い女優さんたちが創り出す、劇中だけに存在するアイドルたち。そして、俳優さんたちが生み出すキョンキョンが存在しない劇中だけの芸能界の神秘性も相まって、ミステリアスとリアリティが妙なバランスで成立しているのも。本作ならではの面白さだと思う。
そう言えば、今回も上手い感じで「故郷編」の人たちを絡めてきましたね。それも弥生(渡辺えり)さんの入歯ネタとか。こんな感じで北三陸のみんなも毎回登場すると楽しくなりますね。
『あまちゃん 完全版 Blu-ray & DVD BOX1(第1~8週までの収録)』が発売決定(2013年9月27日)です。また、サントラに続いて、『ピアノミニアルバム』が発売中。
でも、まずはサントラをおススメします。いつどこで聴いても楽しい気分になれます!
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