ガリレオ 第2シリーズ (第11章 最終回・6/24) 感想
フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』(公式)の第11章 最終回『聖女の救済<後編>』『(ラテ欄)最終章・聖女の救済-後編-愛という名の完全犯罪!!』』の感想。
前後編+30分拡大の必要性あり?(最終章の感想 その1)
合計2時間半もかけて表現するような話だったろうか。事件含めて話全体が薄っぺら過ぎるし、このどう見ても自業自得と言えるような被害者と加害者の設定が最後まで気になってしまった…
例えば、「結婚は自分の遺伝子を遺すため」と言う夫の設定も単純だし、妻の妊娠に拘る割に、流産から次の妊娠を1年後と限定するのも、医学的知識がどうかと思うアンバランスのような…。
また妻は妻で、「1年後に妊娠しなかったら離婚だ」の言葉に罰を下す決心をするのも少々単純。また、執念深いと言うより我慢強くて気が長いからこそ完結できるような犯行を実行する注意深さがある割りには、バラに水を挙げたらどうなるか予測できない稚拙さもバランスが良くないような…
何となく無理矢理感が…(最終章の感想 その2)
更に、第2シリーズは湯川が全部解決するものだと納得していたのに、妙に最後の最後だけ取って付けたように、岸谷(吉高由里子)に手柄を挙げさせせ、新コンビ誕生っぷりを表現してきたのも、何となく無理矢理感が…
それに、最初に岸谷が太田川(澤部佑)の水遣りを観て気付かないのも不自然だし(視聴者も大凡予想はついたと思う)、それ以前に鑑識が気付けよって話なのだが、それを言ったらおしまいか…
なぜ、「1」と違った「2」を作ったのか?(総括的に)
全体的に話が引っ張り気味で、ゲストの豪華さや人数勝負でドラマを仕立てると言う、最近のドラマづくりの傾向に、本作も横並びになってしまったのが何より残念だ。今後もこの局を中心に、柳の下のドジョウを狙った『続編』と『劇場版』が増産されるのだろか…
また、本作の配役については、いろいろ大人の事情が聴こえてくるが、人気シリーズなのだから、これほどに『1』の面影を薄める理由は無いと思うが。と言うか岸谷のキャラ設定に視聴者の多くが違和感があり過ぎたし、物理も数式も出番が無さ過ぎたと言うのが正しいかもしれない。
結局、『ガリレオ』として私が楽しめたのは、『第9章』とスピンオフ『ガリレオXX』くらいだった。考えようによれば、前作のようにもつくることが出来た訳で、その辺が残念と言うか釈然としないと言うか…
本作が今週末公開の劇行版の壮大な宣伝とするなら、週末のスピンオフドラマの放送後に、今回の最終章の後編放送ってのは微妙だと思いますすけれど。
個人的には、「劇場版への期待度の変化=やや不安→行こう→もっと不安」と推移中です。
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