ガリレオ 第2シリーズ (第10章・6/17) 感想
フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』(公式)の第10章『聖女の救済<前編>』『(ラテ欄)最終章・聖女の救済-前編-愛という名の完全犯罪!!』』の感想。
新しい登場人物たちの新たな魅力を楽しむドラマとして…
もはや数式も書かず子供騙しの手品もどきな実験をしただけで、自身で「物理とは何の関係もない」と言うのだから、今や『ガリレオ』はトリックや物理的な解明の面白さを求めてはいけないようだ。では、何を求めるべきか。それは登場人物たちそのものだ。
事実、数回前から岸谷美砂(吉高由里子)のキャラが変貌し、湯川より栗林宏美(渡辺いっけい)との絡みの面白さにスイッチしてる。そして、湯川は自由を手に入れ、自ら現場に出向いたり物理に関係なくても動き出すと言う、新たな湯川として活躍している。
ただ、そう言う新しい登場人物たちの新たな魅力を楽しむドラマとしてみると、今回のゲスト・三田綾音(天海祐希)がそれに値するのかは、前編を観ただけでは感じられないから、次週に期待したい…
『ガリレオ』にはちゃんと魅(見)せるべきものがあるはず!
冒頭からくどい位に綾音の人物設定の説明台詞。今夜はそこに時間を割けない程に濃厚な事件と推理が詰まってるのかと期待した。しかし、結果は引き伸ばしばかりで少々退屈な一時間だった。
まず、話全体が15分や20分もあればすみそうな内容だったし、例えば最後の教会での二人のシーン自体が、アップが多めな平凡なカット割りで、まるで予告編のように、ただただ視聴者を煽るだけ。
確かに福山さんと天海さんのアップの連続なら、何をどう喋っても視聴率は取れるだろうが、基本的にドラマではやって欲しくないし、特に『ガリレオ』にはちゃんと魅(見)せるべきものを描けば良いと思うが…
今回の構成から考えると、最終回も後出し情報と引き伸ばしで延長するんですかね。
原作は未読なのですが、「一年以内に子供が出来なかったら別れるって約束」と“一年ほど掃除をしないと溜まりそうもない浄水器の埃”が犯行理由と凶器のヒントになりそう。殺意を一年間ひたすら鎮めておき、ポイントの日に決行みたいな、現実的には起こり難そうな事件が起こったってことなのかな。
最終回に期待します。
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