あまちゃん (第53回・5/31) 感想
NHK総合の連続テレビ小説『あまちゃん』(公式)の第9週『おらの大失恋』の第53回の感想。
いよいよ北鉄開業25周年イベントの「お座敷列車」が走りだした。アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)のユニット「潮騒のメモリーズ」は親子連れなどにも大人気で、列車内は大いに盛り上がる。「喫茶リアス」にも客が押し寄せ、夏(宮本信子)と春子(小泉今日子)らはてんてこ舞いとなる。やがてイベントは無事に終わり、今度は町の人々の慰労のために「お座敷列車」が走ることに。そこでアキたちは歌を披露する。
---上記のあらすじは、【MSN テレビ番組表】より引用---
送り出すアキが列車で去るのがいいし、編集もいい!
初恋相手と最後の『南部ダイバー』を歌っての、アキと浩一(福士蒼汰)との別れのシーン。普通なら見送る側がホームで去って行く列車にいつまでも手を振って名残惜しむところ。なのに、今回は逆。
さっき歌った『潮騒のメモリー』をバックにアキが列車で浩一から明るく手を振って遠のいていくのだ。お蔭でしんみりさは薄れるが、アキの前向きさが際立つ。そしてそのカットは、北三陸の人たちが乗るお座敷列車へ戻っていく。そう、アキの大失恋の結末は、大賑わいのお座敷列車のシーンにインサートされていた(二つのシーンに挟まれていた)のだ。
時間軸を動かすことで、あの失恋騒動がアキやユイや浩一の青春の1ページであり、北三陸の人たちにとっても良き思い出の1ページであった、と言う印象的な編集だったと思う。
折角『南部ダイバー』を歌うなら磯野先生(皆川猿時)もチラッとお座敷列車に乗せて欲しかったですね。しかし、こう言う爽やかな失恋の幕引きも朝ドラには良いと思いました。さて、太巻さんは明日か…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/4512/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → 記事のコメント欄に、貴方のブログ名、ブログ記事のタイトル名とそのURLをご記入下さい。こちらで確認して公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
また、http://dmesen.seesaa.net/article/364698369.html でも、受け付けております。