幽かな彼女 (第7話・5/21) 感想
フジテレビ系ドラマ『幽かな彼女』(公式)の第7話『負ける事を認められる強さ』の感想。
複雑か?雑か?
今回を“バランスが取れた複雑さ”と捉えるか“雑なネタ振りだらけ”と捉えるか。完全に好みの問題だと思うが。そう考えてしまう理由は、いわゆる“メインの話”が現実味のある学校教育の話として良く出来ていているのに、それをストレートに描かずに、主人公・暁(香取慎吾)の周囲の出来事や過去をあれこれ並行に描いている点だ。
もちろん、暁の教え子たちの話は無駄ではないが、メインからは外れた話。その点は幽霊のくだりも同じ。要は、もっとメインの話だけシンプルに楽しみたいか、学園でのいろんな出来事の中でメインの話を楽しみたいかってことだろう。因みに私は、もう少しスッキリさせてメインの話に注視して欲しい派だ。だから感想が書きにくい…
最後の数分が良い!
今回も最後の数分間が良く出来ていた。具体的には、そこまでの話にきちんと蹴りをつけるし、次回に興味が湧くような繋ぎ的要素もあるし、予告編に流れるSMAPの主題歌『Joy!!』も明るくて上手くはまってると思う。
だからこそ、そこへ行くまでの40分強をネタ振りに重きを置かずに進めて欲しい。今回は管理人の進藤(趙珉和)が上手く活用されたように、次回も幽霊パートを活かして欲しいと思う…
良く言えば、視聴者を飽きさせない工夫としてネタ振りしながら、メインの話を含めていろんなことが前向きに進んでいるのだと思います。ただ私はネタ振りが多過ぎると感じてしまうので、つい勿体無いなと思っちゃいます。
学園ドラマとしては久し振りに見応えがある作品だけにその辺を…。もちろん好みの問題ですけれど。