特集ドラマ「ラジオ」 (3/26) 感想
NHK総合の特集ドラマ『ラジオ』(公式 / 2013年3月26日放送)の『(ラテ欄)復興と未来のために伝えたいことがある!被災地女川で疾走する高校生DJ某ちゃん。愛と青春の物語!』の感想。
こんなドラマだった…
東日本大震災の1か月後に、地元の人たちの手で作られたラジオ局『女川さいがいFM』(公式)を舞台に、「ブログ」と「ラジオ」を通して、自分自身を取り戻していく女子高生・某ちゃん(刈谷友衣子)と、仲間たちや周囲の大人たちの心の復興を描いたドラマ。
某ちゃんや登場人物たちの言葉一つ一つが心に染み入ってきたし、いろんなものが詰まっていた75分間のドラマだった。
“ドラマ”だからこそ描ける“真実”がある!
これまで、数々のドキュメンタリー番組で厳しい現実や復興の現状を、ニュースや報道番組で捻じ曲げられているかもしれない事実を観てきた。
しかし、本作は、“虚構の世界だからこそ描ける真実がある”と言う、ドラマづくりで一番大切なことを再認識させてくれた。「被災者や被災地の今を伝えたい」と言う原作の某ちゃんと脚本の一色伸幸氏の熱意が力強く伝わってきた。
映画級の仕上がりだが、NHK地上波のドラマで良かった!
本作には、全国の人たちへ「被災者、被災地を忘れないで」と言うメッセージと共に、被災した人たちへの応援歌と言う強いメッセージが含まれていたと思う。
それを考えると、本作がBSやCSや映画でなく、NHKの地上波で放送されたことに注目したい。一人でも多くの人に観て貰えるし、何よりも「テレビだけが楽しみ」と言う未だ仮設に住む人たちに良い選択だったと思うから…
普段はNHKのドラマは観ませんが、『ラジオ』と言うタイトルに惹かれ、たまたま観始めたんです。そしたら75分間があっと言う間、久し振りに秀逸なテレビドラマを観た後の心地良さを感じました。是非、多くの人に観て欲しいドラマです。
また、劇中で使用されていた楽曲(4曲)も良かったです。80~90年代を代表する日本のパンクロックバンドの知る人ぞ知る名曲ばかり。某ちゃんの選曲センスも恐るべしです。
【劇中で使用された4曲】
1.「負け犬」THE STALIN 『STOP JAP』より
2.「レッツ・ロック」THE ROOSTERS 『INSANE』より
3.「応援歌」THE イナズマ戦隊 『俺達の応援歌』より
4.「満月の夕」ソウル・フラワー・ユニオン 『満月の夕~90’s シングルズ』より
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STOP JAP(紙) THE STALIN | 形式: CD
INSANE(紙) THE ROOSTERS | 形式: CD
俺達の応援歌 THE イナズマ戦隊 | 形式: CD
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