ラストホープ （第11話 最終回・3/26） 感想

フジテレビ系ドラマ『ラストホープ』（公式）の最終回『大丈夫、必ずあなたを助ける…宿命を背負う医者の最後の選択』の感想。

これで一応、患者も医師たちも人生は救われたってことか？

最終回がハッピーエンドだったのかは別にして、これまで（多分）本作が描こうとしていた「患者たちは不治の病と言う人生を、医師たちは自分が背負った人生が、最先端医療の現場を通して救われるのか？」と言う壮大なテーマを十分に表現できたのか、疑問が残ってしまった。どこか宙ぶらりんのままだし、スッキリしない最終回だった…

医師たちの過去のサスペンスパートが残念…

毎回医師たちの群像劇の部分が細切れに放送されつつも、次第に網の目のように繋がっていき、更に大きな謎が出て来ると思いきや、何れももやもやしたまま終了。結果として卓巳（相葉雅紀）の宿命くらいしか、患者を救うと言う『ラストホープ』に直接影響しなかったように見えてしまったのが残念…

進行形の最新医療パートは面白かった！

個性派の俳優陣で、いつもと違うような斬新なキャラクターを演じたのも悪くなかったし、最後の命の救いを求める患者のエピソードも感動的なモノがたくさんあった。だからこそ、患者の『ラストホープ』を叶える話を観たかったし、もっと魅せて欲しかった…

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主人公がドナーベビーと言う設定は面白いと思いますが、その種明かしを1時間であれこれ描きながらやってしまったのは、勿体無かったと思います。それに、群像劇の描き方があれで良かったのかと言う疑問が最後まで残ります。

カンファレンスや手術シーン、もちろん回想シーンも、普通に作ればもっと気軽に楽しめたドラマになったと思います。当初から相葉さんと多部さんで“新しい医療ドラマ”を期待した訳ですが、こう言う“構成の新しさ”では無かったってことです。

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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話

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