相棒 season11 (第19話 拡大2時間9分最終回SP・3/20) 感想
テレビ朝日系ドラマ『相棒 season11』(公式)の拡大2時間9分最終回スペシャル『酒壺の蛇』の感想。
前回で右京に誕生日を祝って貰えなかった…
甲斐(石坂浩二)がその仕返しとばかりに?中心となって、CIAと日本の警察が裏取引すると言うかなりスケールの大きな外交の話と、東国の工作員が女を騙し日本企業の情報を盗むスパイの話で、世の中や政治に一石を投じるみたいな話にしたのは、スペシャルらしいと思う。好き嫌いは別にして…
また、レギュラー陣もほぼ全員集結したのも良かった。特に、科学捜査を一手に引き受けていた米沢(六角精児)の活躍が最近やや強引だったが、岩月(田中圭)の参加で、改めて米沢の敏腕さが光ったのは良かった。
ただ、前半はわくわく期待が高まったのに、終わってみると話が壮大な割に恋愛に溺れた女が逮捕されただけってのは、些か尻すぼみって感じ。せめてもう少しテンポ良く話が進んだらもっと面白かったかも…
総括気味に…
新相棒として甲斐享(成宮寛貴)が加わった今シーズン。当初から右京(水谷豊)との対立もほぼ無いまま、最終回では仲良しバディで終了。賛否はあろうが、私はこの“主従関係でも対立関係でも無い特命係”が、新鮮さがあって意外と好きだった。
ここで今後を考えてみる。まず新メンバーの悦子(真飛聖)。CAと言う設定を活かすと話に無理が生じやすかったから、もっと享の恋人と言う部分で活躍させたら良いかも。また、警察以外からの情報提供者と言う役割なら、犯罪者の過去を持つ女将・幸子(鈴木杏樹)を上手く活用すれば、『花の里』も違った面白い舞台になりそう。
とは言え、作り手側に、『相棒』も男女共同参画や若返り化が必要だとするなら、今シリーズは上手くその第一歩を進んだと思う…
私は、右京さんからあの女にガツンと言ってやって欲しかっですけれど、右京さんは小野田官房長が亡くなった時に「正義は立ち位置によって変わる」と言ってますし、何よりこの後味の悪さこそ相棒らしさとも言えるんですけどね。
それにしても不安と期待の3代目の相棒でしたが、全話が終わってみると、“甲斐享”の設定も成宮寛貴さんの配役も良かったと思います。
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