dinner (第3話・1/27) 感想
フジテレビ系ドラマ『dinner』(公式)の第3話『美食の女王来店!嫌な注文』の感想。
今週も江口さんの“あんちゃんノリ”が良い雰囲気づくりを…
先週、主人公が埋没してグダグダな群像劇風にならないことを祈ったのだが、私の心配は無用に終わった。瀬川壮一(ユースケ・サンタマリア)と大塚弥生(池津祥子)の給料前借りのくだりを通してサラリと人物背景を匂わす程度で済ませたのは良かった。
そして、何より辰巳沙織(倉科カナ)に誘われた江崎究(江口洋介)が鮨屋で見せた『ひとつ屋根の下』の“あんちゃんノリ”の明るさが、究の明るく真面目で純粋な人間像を描き、ドラマ全体が温かな雰囲気を醸し出したと思う…
ベタな展開だが、日曜の夜にはちょうど良い!
子供OKのレストランに子連れで行くのがどうか、ワケあり客をホールに案内し写真撮影や携帯電話を見逃す支配人はどうか、それをただ傍観していた他の客たちはどうかとか。マナーやルールの話はそれぞれの人や店の価値観があるから議論は避けるが、現実的に様々な客をどう捌くかのサービス側のお話として…
料理店としては扱いの難しいネタに挑戦し、何とか痛快な勧善懲悪物語に仕上がったと思う。また、基本は従業員全員でレストランを盛り上げようとするのも気持ちいい。そして寒い冬の日曜の夜に美味しそうな料理とベタな展開で温かい気持ちになれるドラマはピッタリだと思う…
物足りない点と言えば、もう少し主人公・究が前に出てきても良いし、今回なら木村数馬(八嶋智人)の見せ場があっても良かったなと思う。ただ、飽くまでも“従業員みんなで新しいロッカビアンカを再構築するお話”の路線は崩さないで欲しいです…
それと本作の2名の脚本家よるリレーですが、2人の描き方がちょっと違いますね。第1と3話の黒岩勉氏はどちらかと言うと従業員全員を平均的に、第2話の田辺満氏は1人の従業員を掘り下げてと言った感じで、その辺は連ドラとしては統一されると良いなと思います。
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