ゴーイング マイ ホーム (第9話・12/11) 感想
フジテレビ系ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(公式)の第9話『クーナの森で起きた美しく“青い”奇跡』の感想。
なお、出演者のファンや面白いと感じた方が読むと不愉快かも?ご了承の上…
9時間弱かけて、やっと“序章”終了…
視聴が冒頭の数十秒出遅れたら、突然に坪井家3人のメイキング映像が始まっており驚いた。「今回は違うぞ!」と観始めた訳だが、確かに今回は違っていた。
これまで第1話の2時間スペシャルを含め約9時間弱かけて描いてきた「序章」と言うべきか、ハリウッド映画で言う「発端(状況説明)」、本作なら“静かなる長尺のネタ振り”がやっと終わったようで、少しずつ伏線の回収も始まった。
また予告編によると、第10話が「中盤(葛藤)」のようだから、正に最終回が「結末(解決)」となるみたい。やはり前回の第8話から観るのが万民向けの楽しみ方だったかもしれない…
“お芝居してます感”が無いの割に、説明台詞が多過ぎる違和感…
有名や無名、プロや素人に限らず、その出演者の持ち味を最大限に引き出して、まるでドキュメンタリーを観ているような錯覚にさえ思わせる是枝裕和監督の“お芝居してます感”を感じさせない演技指導やキャメラワークは、好き好きはあろうが悪くないと思う。
ただ、ボソッと発する登場人物のキャラクターを決定づけるような台詞は自然なのに、それ以外の部分がまったとりとした背景描写プラス説明台詞になってしまうことが多い点に違和感を覚えてしまう。
脚本が演出の世界観に寄り添えば良いのにと思うし、一人作業なら出来ると思うから意図的なのだから仕方ないとしか言いようが無い…
「やっぱりこう言う方向になりますよね」と言う感じ。CM込みで4時間で描き切れるなら、やはりテレビなら二時間半スペシャルの方が馴染んだかもしれませんね。個人的には9話中で唯一倍速再生せずにも一時間が早く感じた回でした。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
クーナ (作・是枝裕和、絵・大塚いちお)
ゴーイングマイホーム シナリオ [単行本] 是枝 裕和 (著)
シネマ食堂 [単行本] 飯島奈美 (著)
四つ葉のクローバー [Single, Maxi] 槇原敬之 : CD
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