相棒 season11 (第8話・12/5) 感想
テレビ朝日系ドラマ『相棒 season11』(公式)の第8話『棋風』の感想。
既視感とベタさ…
私、基本的に将棋をやらないから、謎解き系のドラマで将棋ネタだと駒の動きに関心が行かずに結構冷静に見てしまう。そうなると、冒頭の対局のシーンで妙に目立つように撮影された時計係のノートパソコンが『VAIO』のロゴが妙に気になって。あのロゴが『Panasonic』や『dynabook』なら良かったのだが…
お蔭で冒頭から研究資金が自腹の先生が…と観始めたり、殺害現場のテーブルの脚の件が当たっちゃうと、ほぼ先が見えてしまった。また、お話自体も既視感もあったし、愚かな元女流棋士のお話と言うベタさ。まっ、好みの問題が大きいと思うが…
“相棒らしさ”が物足りない…
お話全体を通して、“相棒らしさ”が物足りなかった。確かに所々に右京節ならぬ右京(水谷豊)のお得意な台詞は散りばめられていた。しかし、それ以外には?と考えると、殆ど右京と享(成宮寛貴)らしい捜査や推理過程が描かれていなかったような。いや、相棒の存在感そのものが薄かった…
それでなくても『season11』になり。新相棒同士の対立も無く、ずっと以前からの馴染みコンビのように描かれているからこそ、“相棒らしさ”が重要だと思うのに。
その意味で考えると、「将棋」を「チェス」に変えれば右京が本領発揮出来たただろうし、享が右京に対抗し「将棋」に興味を持ってあの「将棋電脳戦」の現場に観に行っていたとか。幾らでも相棒らしい描き方が出来ると思うのだが残念…
“はぐれ死”を含めて並の刑事ドラマに感じてしまった今回の脚本家は、『相棒』初担当らしい金井寛氏。今後は“本作らしさ”を活かした脚本に期待したいです。
で、次回は享が記憶喪失といきなり飛び道具っぽいネタを持ってくるとはね。いろいろ試行錯誤を感じる『season11』ではあります。次週に期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
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