PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~ (第6話・11/26) 感想
フジテレビ系ドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(公式)の第6話『貧乏社長、誕生!』の感想。
お話の“さじ加減”が良い!
“バランス”が良いと言う言い方もあろうが、ここは敢えて“さじ加減”が良いと言いたい。
で、今回は特に、記者・能見(香川照之)の魅せ方が良かった。冒頭からチラチラと登場させて活躍は次週に持ち越し。こう言う“さじ加減”が、如何にもフィクションらしいし、連続ドラマらしい楽しませ方だと思う…
時間の使い方も悪くない!
例えば…。冒頭でホットドッグ屋の権利が広瀬(草刈正雄)に早々に1000万円で売れたと思ったら、後半ではスッカラカンになりそうだったり。中盤の「究極の魔法瓶」の売り場探しも正にドラマらしくすんなり見つかったかと思えば、そのすぐ後に商品を撤退させられたり。その「究極の魔法瓶」も情熱的に作った割に意外と短期間に完成したり。
確かに「これじゃドラマだよ!」と言われる流れではある。しかし、私としてはテンポが良いし面白ければそれで良いと思う…
“さじ加減”の良さは他にもある…
お話だけでない。相変わらずの“オーラ・スイッチ”抑え目の金田一役の木村拓哉さんが良い。それに、金田一の本気っぷりに合わせて、榎本(藤ヶ谷太輔)や財前(イッセー尾形)もメインの話に絡んで来たり。
このような安心・安全・不変的な『月9』らしいドラマの部分を残しながら、本作らしいサクセス・ストーリーならではの不安感や期待感と言った所謂ドラマチックな表現をきちんとしている脚本や演出や演技の“さじ加減”が秀逸だと思う…
今や斜陽産業と言われる家電業界で、なぜ魔法瓶で大ヒットを狙う物語なのか、作者の真意はよくわかりませんが。商品を店頭に置いて一部の有力な口コミによって売れ筋になるのは現実的だと思います。
ネット通販でコツコツやるのもありでしょうが、売れていくまでの過程の表現が平凡になりそう。ドラマ的に現実味を描くなら、実機の魅力に憑りつかれてみたいな方が、本作らしいし実際の人が動いて面白いでしょうね。次週にも期待します。
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