最後から二番目の恋 2012秋 (11/2) 感想
フジ系ドラマ『最後から二番目の恋』(公式)の『最後から二番目の恋 2012秋』の感想。なお、2012年1~3月放送の前作は全話視聴済み。
SPも、企画・脚本・演出・俳優などの品質とバランスが秀逸!
あーあ、面白かった(少々中弛みが無かった訳ではないが)。企画、脚本、演出など高い品質でバランスが取れてた、そんな印象。とにかく、きちんと今春からの「その後」とこれからの「今後」を描いたのは、私を含めた本作のファンなら満腹になれたと思う。
特に、やや怪しげで曲者キャラクターとして、ミステリー脚本家・灰田マモル(リリー・フランキー)と小説家・向坂緑子(萬田久子)がいい味を出していた。よくもこの世界観にピッタリな配役をするものだ。この辺のセンスも良い。
“起承転結”でなく、“純情、愛情、過剰に異常”な展開!
前回は、大人たちの軽快なラブコメって感じで、「あの人たちはどうなるの?」と言う“恋愛特有のザワザワ感”を描きながら、吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)の告白で終わった。となれば、このスペシャルに期待するのは二人はどうなってるのってわけで…
今回、一回り成長した登場人物たちで描かれたのは、大人の恋愛だって純情だし過激だしみたいな部分や、初恋の頃の押したり引いたりのドキドキ感。それらも上手く表現されていたと思う。恋愛は“起承転結”のような段取り通りにはいかないのだ。
(ある意味衝撃的な?)千明と和平がクルマでラブホを探す(これまた何とも80年代な!)あのラストシーンを観れば、キョンキョンの『ヤマトナデシコ七変化 』の歌詞のように、“純情、愛情、過剰に異常”な展開こそ、酸いも甘いも知った50歳前後の男女交際なのかもしれない。相変わらずいろいろ考えさせてくれる良いドラマだった。
いやぁ、面白かったです。もうすぐ50歳同士の夫婦がワインを飲みながら楽しみむのにちょうど良いドラマでした。一緒に笑ったり一緒に沈黙したり(笑)。
これ、連ドラ時代が良く出来ていたからこその、スペシャルだったと思います。全登場人物が放送の無かった約八ヵ月間をきちんと生きていたことの証にもなったと思います。ってことは、当然、続編に期待します。
【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
第10話 最終回
最後から二番目の恋 Blu-ray BOX
最後から二番目の恋 DVD-BOX
フジテレビ系ドラマ 最後から二番目の恋 オリジナルサウンドトラック
最後から二番目の恋 [単行本]
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