相棒 season11 (第3話・10/24) 感想
テレビ朝日系ドラマ『相棒 season11』(公式)の第3話『ゴールデンボーイ』の感想。
甲斐享を「相棒」へ馴染ませる方法…
事件云々より、甲斐享(成宮寛貴)を如何に『相棒シリーズ』に馴染ませるかに重点を置いたような回と言えば良いだろうか。その点においては、若さゆえの暴走なり反省なり成長なりを描いて面白かった。
よって相棒二人の関係を描くのに時間が割かれた分、杉下右京(水谷豊)の推理を後手に回すことになってしまったようで、お蔭で死体が増えたり、やはり事件部分が…
これが太田愛氏の様式美…
『相棒』を『杉下右京の事件簿』にしないために、“相方”を意識的に強く前面に出したり、被害者がダメ人間で加害者が善人で、解決編部分が“いい話”で終わる脚本とくれば、やはり太田愛氏のパターンだ。
正に前回担当の『相棒season10』の第10話・新春特別拡大版元日スペシャル『ピエロ』(感想はこちら)をコンパクトにしたような、享を犯人側の懐に入れてみたいな流れもそのまま。この様式も悪くないと思うが、1時間枠では事件の部分がお座なりにならざるを得ないし、何よりお話が救われないと言うか暗くてちょっと滅入る。次回の担当では新たな一面を見てみたい。
「新相棒」も「事件」も両方楽しませろと言うのは、ハードルが高いでしょうね。でも、season11は、意外と右京と享の違いを上手く表現して、進んでしるなぁと思います。
残念な部分も無い訳ではありませんが、まずは何より背骨の部分の方向性がしっかり定まりそうなので、次週にも期待します。
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